本当の意味のロジカルとは?論理的思考能力を測定するには

「ロジカルって感情を捨てること?」という誤解

ビジネスシーンで「もっとロジカルに考えて」と言われた経験はありませんか?
ロジカルシンキングとは、

**「目的に対して、前提と情報を整理し、筋道を立てて合理的に仮説・検証・意思決定ができる思考」**のことです。

感情ではなく、論理の構造をベースにして「考え方」も「行動」もデザインできる。

ですが、「感情を排除する」だけでは、「目的達成」という、現実社会での論理的思考を活用した行動がうまくいくわけではありません。

むしろ──

・目的を決めるのは感情

・行動を動かすのは感情への熱量

・目的が曖昧だとロジカル思考は失敗する

この原理を理解することが、思考と行動の質を高める鍵となります。

 


ロジカル思考の原理:「目的思考」が出発点

感情を捨てるだけでは「思考停止」に近づくリスク

確かに論理的に考えるときは、冷静さや客観性が重要です。

ですが、感情を排除するだけでは「寝てるだけ」「何もしない」という極論に近づく危険性があります。

なぜなら、行動や思考を促す起点は「目的」だから。

そして、その目的は往々にして「感情」から生まれます。

例)

・売上を伸ばしたい(承認欲求)

・困っている人を助けたい(共感)

・社会を良くしたい(理想)

 


ロジカルの究極形は「選択肢の網羅性」と「合理的な行動」

選択肢の網羅には圧倒的な行動量が必要

ロジカル思考の成熟形は、実は「選択肢の多さ」にあります。

  • 全ての課題を洗い出し

  • 全ての選択肢を探り

  • その中で合理的に判断する

これは机上の空論では不可能。現実的には

  • ヒアリング

  • 調査

  • 実験

  • 他者視点の取り入れ

  • フィールドワーク

これら行動量の積み重ねでしか、網羅性は担保できません。

 

でも、リソースは有限=「意思決定としてのロジカル」とは?

限られた時間・コスト・人的リソースで、どこまで選択肢を網羅するのか?

これが「目的」「現状リソース」「許容コスト(負荷や時間)」を踏まえた意思決定力です。

完璧主義ではなく、戦略的な「落としどころ」を見つけることがロジカルな行動設計です。

 

ロジカル思考の分解フレーム(実践版)

構成要素 説明 ポイント
①前提定義 ターゲット・ゴール・時間軸を決める 感情の源泉がここ
②情報整理 MECE・ロジックツリー モレダブり防止
③仮説思考 もし〜ならば? 他者視点の導入
④検証行動 実験・調査・フィードバック 行動量で差が出る
⑤網羅性追求 観点広げ・選択肢出し 自分視点の限界を超える努力
⑥意思決定 制約下での最適解選択 感情×合理性で決める

 

 

ASD特性(自閉スペクトラム症)を持つ人への注意点

・自己視点が強く、反証や他者視点が弱くなりがち

・「これが正しいはず」が思い込みになりやすい

対策

  • フレームワーク活用

  • 行動ベースの診断(行動特性テスト)

  • 第三者レビューや壁打ち


ロジカル思考は「感情×目的×行動」の技術

ロジカル思考=感情を排除することではない。

目的=感情が決める。

行動量が思考の質を決める。

リソース制約があるからこそ、論理が必要。

 

ロジカル思考は「技術」であり「環境や状態によって発揮されないことがある」

なぜか?

理由は大きく3つの観点で説明できます。


①感情(情動)がロジカル思考の邪魔をする時

人間の脳は「感情」が優先されやすい構造になっています。

(脳科学では、扁桃体(へんとうたい)が先に反応し、その後に前頭葉(論理を司る部分)が働く)

具体例

  • 怒り・不安・焦り → 冷静な思考ができない

  • 恥ずかしさ・劣等感 → 正論を避ける行動になる

  • 承認欲求・勝ち負けへの執着 → 詭弁やごまかしが出る

→「論理力がある人」でも「その場の感情」によって発揮されない場面は非常に多いです。


②気質・性格によって発揮されにくい特性がある

例:

・HSP(繊細な人)→ 情報過多で思考停止しやすい

・ASD傾向(自閉スペクトラム傾向)→ 自分視点に固執して他者視点での仮説が抜けやすい

・エモーショナルが強い人 → 好き嫌いのバイアスが入りやすい


③状況・環境要因による制約

  • 時間がない(焦り)

  • 疲れている(脳のパフォーマンス低下)

  • プレッシャーが強すぎる(過緊張)

これらの外的要因でも、普段ならできるロジカル思考が発揮されない場面は多いです。


じゃあ、どうする?(実践的対策)

①自分の状態を客観視する

→ 今、自分が感情的じゃないか?を一歩引いて確認する習慣

②思考の型(フレームワーク)に頼る

→ 感情に飲まれそうな時は「形式知」に逃げる

  • MECE

  • ロジックツリー

  • フェルミ推定

  • 5W1H

③環境調整

→ 思考の質は「場所・時間・状況」で変わる

  • 一人の時間を確保する

  • 紙に書き出して整理する

  • 時間制限を緩める


結論:ロジカル思考は才能よりも「状態管理×技術」

  • 誰でも「ロジカル思考ができない瞬間」はある

  • それは「気質」や「感情」「状況」の影響による

  • 大事なのは「自分を客観視して調整する力」

  • そして「思考の型」を持っておくこと

 

 

 

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