SEO対策の方法 最低基準ガイドライン【基礎】

会社でオウンドメディア担当に任命された、記事の執筆依頼を受けたときなど、
基本的なSEOについては学ばれると思います。
しかし、どのような記事がSEO評価されるのか実際の具体的なところ分からない!
執筆や依頼時に最低限守ること・手順を決めたらいいのかわからない!

今回の記事はそんなお悩みをお持ちの方におすすめの記事です。

  • 記事を作る順番を知りたい
  • どのようにキーワードを調べるのか知りたい
  • 記事を書く際に守るべきルールを知りたい

このように思っている方はぜひご覧ください。

タイトルや見出しの決定ガイドライン

記事を書く際に重要なのは、いきなり書き出さないことです。

 

いきなり書き出してしまうとあっちこっちに話が飛んでしまい、とりとめのない文章になってしまいます。

そうならないために、まずはタイトルや見出しを決めましょう。

タイトルの決め方

タイトルを決める際に重要なことは2つです。

  • 検索で狙うキーワードを必ず入れる
  • クリック率が上がるようなタイトルにする

それぞれ解説していきます。

検索で狙うキーワードを必ず入れる

昔Yahoo!が独自の検索システムを使っていた時代には、タイトルに狙っているキーワードが入っていなければ検索上位にくるのが難しいというアルゴリズムでした。

現在のGoogleは必ずしもキーワードが入っていないと検索上位に来ないというわけではないですが、それでもタイトルにキーワードを入れるのは重要です。

 

それは情報を探しているユーザーの目にとまる可能性が変わってくるからです。

人間は無意識に自分が探しているキーワードが目にとまるようにできています。
電車やバスに乗っていて、特定の広告だけやけに目につくという経験をしたことがある人は多いはずです。

 

以上の理由から、キーワードが入っていないタイトルと入っているタイトルでは、入っているタイトルのほうが目にとまりやすいです。

キーワードを先頭に持っていくことで視認率をさらに上げられます。

 

「狙っているキーワードを入れる」「キーワードを文の先頭に持っていく」という2点を覚えておいてください。

クリック率が上がるようなタイトルにする

次に意識してほしいのが「クリック率が上がるようなタイトルにする」ということです。

ではどのようなタイトルにすればクリック率が上がるのでしょうか。

 

それは具体的な数値を入れることです。

タイトルに「◯◯するための3つの方法」や「◯◯10選」といった数字が入っているものを見かけることは多いですよね。

このように具体的な数字が入っていることで、そのキーワードに関して詳しく知りたい人を引きつけられます。

 

なおこういった数字はタイトルの末尾につけることが多いです。よって、タイトルの長さは末尾まで表示される長さの「32文字以内」にするのが良いです。

文字数は【文字数カウント】といったサイトでカンタンに測ることもできますし、WordPressのテーマによっては投稿ページに文字数が表示されるようにカスタマイズされているものもあります。

 

次に見出しの決め方を見ていきましょう。

大見出しの決め方

オウンドメディアやコーポレートブログに書く文章は誰かに読んでもらうために書きます。

よって、ひと目で見て分かるように章立てしなければなりません。

 

章立てをすることで、長文であったとしてもどこに何が書かれているかが分かりやすくなり、伝わりやすくなります。

この章立てを、HTMLではhタグ(見出しタグ)を使って行います。

大見出しにはh2タグを使うのがセオリー

このhタグはh1からh6まであり、数字が小さいほどに重要度が高いという位置づけです。

 

h1タグにはタイトルを端的に要約した内容を入れることが多いため、実際に章として使われるのはh2タグからです。

h2タグは本でいうところの「章」にあたるので、その後の節や項を網羅する見出しを付ける必要があります。

 

狙いたいキーワードで上位に行くために必要な関連ワードを網羅できるよう、それぞれのh2タグに振っていくようにしましょう。

小見出しの決め方

次に章に続く節や項など小見出しの決め方です。

 

章だけを設定して書いていくと見出し内が冗長になり、理解しづらい文章となってしまいます。
それを防ぐために節や項を使って文章を階層だてていきます。

 

HTMLの場合、h2が章だったらh3が節・h4が項にあたります。

h3やh4には狙いたいキーワードの3語目の掛け合わせに使われるキーワードを入れます。

 

どのような流れで入れるのがベストなのか。それは次のガイドラインでお伝えいたします。

記事内容のルールや決定方法

ここまではタイトルや見出しといった「構成」に関わる部分のお話でした。

ここからは実際に記事を書く際に気をつけるべきルールやガイドラインをご紹介します。

 

記事内容に含めるべきキーワードの決定方法

まずは構成を作る段階で最終的に取りたいキーワードを決めておきました。

次にそのキーワードの複合ワードを書き出します。

 

この際には下記のようなツールを使うと便利です。

https://goodkeyword.net/
https://www.related-keywords.com/

これらのキーワードを文章内で自然に複数回使うのですが、まだ記事を書き始めたばかりで意識しないと難しいという人は下記のルールを覚えておきましょう。

 

メインキーワード:1記事に7個は含める
複合ワード:3つ決めて、それぞれ2回以上は含める

 

「狙っているキーワードで10位以内に入っている記事で扱っている話題を網羅すべきか」という点ですが、書こうとしている記事の話題から逸れなければ取り入れても良いと思います。

 

話題が逸れてしまいユーザーのためにならないと思うのであれば、別記事でその話題については取り上げ内部リンクを設置して興味ある人を誘導するのがベストです。

特に見出しの下にキーワードを含めるようにする

章や節といった見出しは文章の構成で重要なパーツです。
そんな見出しの近くにどのような単語があるかをGoogleは意識しています。

 

以上の理由から、見出しの近くには決めたワードを入れましょう。
このような箇条書きの形を取ることで、簡単に入れられますし端的にまとめられます。

<h3>タイトルの決め方</h3>
タイトルを決める際に重要なことは2つです。

  • 検索で狙うキーワードを必ず入れる
  • クリック率が上がるようなタイトルにする

それぞれ解説していきます。

<h4>検索で狙うキーワードを必ず入れる</h4>

表記ゆれは必ずチェックする

同じ文章の中で同じ言葉を別の書き方で書くことを表記ゆれといいます。

例:ひとつ・一つ・1つ / いただく・頂く

 

これは知らず知らずのうちに読みづらさや違和感を感じさせてしまいます。
よってどれかひとつに統一して書くようにしましょう。

 

なお「ひらく」べき漢字をとじて書いてしまうと読みづらさを感じさせてしまいます。

どのような漢字をひらくべきかは事前に勉強しておきましょう。

参考:http://www.yamanouchi-yri2.com/yrihp/tgb-06/t-2-4s03f.htm

他サイトから引用する際のルール

引用は法律で定められた内容を守らないと訴えられる危険性もあります。しっかりとルールを把握しましょう。

 

公表されている著作物を引用して利用する際の一定の条件は以下のとおりです

  • 公表された著作物であること
  • 「引用」部分が明確かつ、自分で作成したコンテンツより多くないか
  • 必要以上に引用部分が多くないか
  • 出典が明示されているか
  • 引用部分を改変していないか

 

引用する際は自分で書いた文章を超えない量を、引用部分が明確に分かる形で、かつ出典を明示した上で記載する必要があります。

ウェブサイトに記載するのであれば、<blockquote></blockquote>のタグで囲むようにしましょう。

例:

著作権法32 条1 項では、「公表されている著作物を引用して利用できる」とされています。ただし、一定の条件をみたすことは必要です。この「一定の条件」というのは大きく分けて以下の5つに分類されます。

出典:https://webtan.impress.co.jp/e/2019/03/20/31769

画像・図版を入れる際のガイドライン

文章だけを書いた記事では文字を読む習慣のない人に読み飛ばされてしまう可能性が高いです。

よって適切な箇所に画像や図版を入れて目を留める工夫を作りましょう。

 

画像は下記のような無料素材サイトから探します。
https://www.pakutaso.com/
https://unsplash.com/
https://pixabay.com/ja/

 

これらの画像を単にいれるだけでなく、文字を重ねて入れたりワンポイント追加したりして、より目が留まるようにしましょう。

 

ちなみに画像を右・左・中央のどこに出すのが良いかですが、スマホで見られることも多い現在では文章が画像の右や左に回り込むのを防ぐために中央に設置するのがおすすめです。

図版も同様ですが、唯一表に関しては画像ではなくtableなどで作成するのがおすすめです。

検索結果に表示される可能性がある要素

表に関しては、文章の序盤(最初のh2直下)に入れることで、フィーチャードスニペットや検索結果の一部としてGoogle上に表示されることが確認されています。

このように検索結果上での視認性を向上させる役割がありますので、表に関しては画像ではなくHTMLタグで作成しましょう。

 

また、モバイルファーストインデックスを意識し、はみ出た表は横スクロールができるように設定しましょう。

参考:https://qiita.com/ymeeto/items/f165576f49f37e28e253

 

タイトルや上記の表以外に検索結果に直接出る要素はmeta descriptionも含まれます。

タイトルとdescriptionの内容でクリック率が大きく変わるといっても過言ではありません。それほど重要な要素ですので、重要な記事ではGoogleまかせにせず自ら設定するようにしましょう。

 

descriptionに書く内容は「記事の要約」に「狙いたいキーワードを含めたもの」がおすすめです。

パーマリンクのガイドライン

最後に記事を公開する際のパーマリンクの設定に関してです。

パーマリンクとはその記事独自のURLのことです。よって、可能であればその記事の内容を表す単語を含むのが良いと言われています。

渋谷のドラッグストアに関する記事であれば、 shibuyaとdrugstoreと言った単語です。

 

これらの単語を分割して使う際には、アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使って並列に表記するのが推奨されています。

URL では区切り記号を使うと効果的です。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。

また、URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。

出典:https://support.google.com/webmasters/answer/76329?hl=ja

よって、URLになおすと https://hogehoge.com/shibuya-drugstore というURLになります。

パーマリンクに不要なパラメーターが大量についてしまうとクローラーが認識できない原因となってしまい、せっかく更新しても認識されない要因にもなります。

記事を公開したあとはSearch Consoleでエラーの有無を確認し、問題が発生した場合は修正するようにしましょう(エラーが出ていなければOKです)。

SEO評価に”直接的に”関係のない指標

さて、検索結果で上位表示を狙うには、ここまでお伝えしてきたことを守りつつも、「読み手目線で役に立つ記事」が必要です。

でも、一体どうやって書けばよいのでしょうか?

よく質問いただくのが「役に立つ記事とは?」という話でして、これには文字数が2500文字以上がよいとか、滞在時間は長いほどよい、といった(もはや神話と呼べるような)俗説が存在します。

こういった俗説は、わかりやすくキャッチーではあるのですが、いかんせん汎用性(いつでもどこでもどのケースでも適用できること)に欠けるため、万能ではありません。

しばしば振り回されがちなSEOの俗説について、ヒントとともに紹介します。

引用元は、 Search Engine Land(サーチエンジン ランド)がリストアップしてくれている、直接のSEO評価要因だと誤解されがちな36の項目です。項目の中でも、特に質問の多い(SEO数年やっている方でも勘違いしているポイントです)、間違えやすいポイントを抜粋してお伝えします。

原文確認し編集中 一部未確認の箇所がございます

①ユーザー行動

  • ユーザーの滞在時間
    • (筆者注)一般には「滞在時間が長いということは、サイトやページの価値が高いということと同義である」という言説があります
    • しかし、例外としてトップページは「ナビゲーションとして行きたいページに少しでも早くたどり着く」ためのページです。この場合、滞在時間は短い方がよいと言えるでしょう
  • 直帰率
    • 直帰率が低いということは、訪れたユーザーのニーズを網羅しているということです
    • しかし例外としては、例えば役に立てるユーザの絶対数が重要です。
  • ユーザー行動
  • Chromeのデータ
  • Googleアナリティクスのデータ
  • サイトへのアクセス数
    • Googleはユーザー行動を1つの
  • ショッピングカートの離脱
  • ニュースレター申し込み
  • ユーザーのオフラインの行動
     

②グーグル関連

  • 検索品質ガイドラインの評価
  • グーグル広告
    • Google広告を出した方がランクが上がりやすい!という俗説が存在するとしたら、それは嘘です。
    • Google社内ではAdsチームとSearchチームは明確に分かれている、と公式にGoogleが言及しています。
  • ソーシャルメディアでの言及やいいね
  • 検索結果でのクリック率
    ※筆者注: 新しいアルゴリズムを導入する際のテストにおいてはクリック率も参考にしているが、通常の検索結果でランキングに直接影響を与えることはない
  • 検索結果へすぐに戻れること

③ドメイン関連

  • 構造化データ
  • AMPドメインの長さ・古さ
  • Mozのツールが提示するドメインオーソリティ(DA: Domain Authority)

④コンテンツ権威性・信頼性 

  • E-A-T ※E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの概念の略
  • レスポンシブ ウェブ デザイン
  • コンテンツの正確さ・著者の経歴

④コンテンツの内部設定

  • 文字数
  • 発リンク
  • 商品の値段
  • URLの長さ
  • アクセシビリティ
  • 3DやARの画像
  • ページ数の多さ
  • 更新頻度
  • メタキーワード

⑤外部評価

  • 外部の評価の数字やレビューの数
  • Better Business Bureau
    ※筆者注: 米国・カナダの商業改善協会
  • 外部機関の認定

以上が「直接は関係のない指標」です。もちろん中には重要な指標も含まれているように思えます(EATなど)。

解説しきれなかった指標も存在しますが、いずれも「測定の手段を目的化しないように」という戒めであると考えれば、わかりやすくなります。

指標を上げたからといって情報の価値が高くなるわけではない」ため、小手先テクニックにこだわらないことで、SEO施策のスピードアップに繋がります。

SEOについて勉強を進めていくと「言っていることが違う!」というケースに出くわすことになります。しかし実は、わかりやすさと汎用性(いつでもどこでもどのケースでも適用できること)にはトレードオフの関係にあるので、言っていることは違えど「どちらも正解です」というケースも少なくないのです。

Googleも20年ほど言い続けている、SEOで重要なことは「ユーザーにとって有益な記事を書くこと」です。そのための目安として、今までお伝えしてきたことを活用して、集客力アップに繋げていただければ幸いです!

まとめ

以上、SEO狙いの記事を書く際に守るべき執筆ガイドラインをご紹介しました。

読み手がいる記事を書く以上、自分よがりの記事ではなく読み手が欲しい情報を分かりやすく伝えることを意識して書きましょう。

 

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◆代表プロフィール



株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温

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マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。


中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。




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