【アイディアで終わらせない】事業の加速にアイディアソンって活用できるの?突撃取材してきました!

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■最近はやりの「アイディアソン」ってぶっちゃけ、どうなの?

アイディアソンは アイディアとマラソンを組み合わせた造語で、
新しいアイディアを生み出すために行われるイベントです。

主にIT分野で使われ ハッカソンと違い、物を作るではなく、
アイディアを生むことに重きを置いたイベントで、
最近イベントが開催されることが増えてきていますが、実事業に繋がりにくいのでは?という意見も散見されます。

今回は、株式会社まーけっちも運営に参画させていただいているあるアイディアソンに、
本当に事業に役立てられるのか?実業務に繋がるのか?
ということを切り込んでいきたいと思います!


■実事業をもとにしたアイディアソン

多用なアイディアソンがある中、
ゼロベースでアイディアを出すのではなく、実事業の加速をテーマとしたアイディアソンもあります。
今回ご紹介する、”Toppa-Summit ”もその類のアイディアソンです。

”Toppa-Summit ”
「参加企業が抱える悩みを元にアイディアソンを行い、
コミュニティ参加企業が共に成長する仕組みを作りたい。」
という趣旨で複数の企業が連携して非営利で開催しているアイディアソンです。

最近ではキャンプファイアーにて、クラウドファウンディングでの応援募集も公開されています!
https://camp-fire.jp/projects/view/147536

アイディアソンイベントの様子(5回目)

■今回のアイディアソンのテーマ

今回は、6月にオープン予定のコワーキングバー「lifework space KANPAI Hütte」に関するアイディアソンです。
テーマはこちらです!

❝「自然に」就職・転職希望者が集まるコワーキングバーにする案
(店舗への集客or集客後のエンゲージ/ハードorソフト案)❞

アイディアソン
テーマの元のサービス自体が、コワーキングバーという新しいタイプのスペースであり、なんだかわくわくしますね。

割とざっくりした説明のあと、質問が飛び交います。
このように、アイディア出しをする上で必要な情報を整理・言語化することは、
アイディアを募集する企業側としても非常に良い機会になりそうです。

 

※挙がった質問の例

・ターゲットの詳細は?
・目標KPIは?
・内装デザインのコンセプトは?
・マネタイズのメイン軸とはずせないポイントは?
・競合や類似のモデルのサービスは?

■アィディアの出し方の手法は?

議論の制限はあまりなく、早速各グループ(4,5人)に分かれて議論スタート。
各グループ、フレームワークを使ったり、アイディアの洗い出し、絞り込みの方法も様々です。

抽象度が高いテーマで、どう議論を進めていくか、
チームワークも問われます。

例えば、下記のようなアイディア出しの進め方やフレームワークが見られました。

・現状の課題を洗い出して、重要な課題にフォーカスしていく
・「理想」を挙げて、それが、具体的にどのような場やイベントがあれば実現できるか、落としていく
・「得られる情報」などフォーカスする切り口を絞ってみる
・集客→利用→CV→リピート とユーザーのファネルを作り、ターゲットと課題を明確化する

■各チームのアイディア

色々な集客やイベントのアイディアが出ました。
発表時間も数分と短いなか、どのチームも端的にポイントをまとめています。
下記は各チームから出た、事業加速のアイディアの一例です。

・就活生の「情報不足」という課題にフォーカス。
第二新卒をメンターやキャリアカウンセラーに招き、常駐させる。
就活生は、近い世代の実際の企業や仕事、就活の実践ノウハウについて教えてもらえる。

・場の雰囲気や著名人ゲストの滞在がわかるライブ配信サービス
・インフルエンサーのバーテンダーがいて、交流できる
・バズる求人・限定求人を公開する

・「生き方見本市」
仕事の情報を持っている人、多様な働き方のビジネスマン、就活生 が集まって情報が集約される仕組みづくり。
・イベントやセミナーを実施し動画を撮り、蓄積する。
・オンラインサロンと連携
→ブランドの醸成も併せて行い、独自のお酒などをふるまう

・「集客」と「企業と就活生のマッチング率の向上」に課題をフォーカス
・企業側が就活生向けにサービスのテストマーケティングができるようにする などの付加価値を与える。

・「登山」や「ボードゲーム」などのイベントを通して、クエスト自分の特徴や強みから適職診断ができる。

 

発表後の、主催企業からのフィードバックと質問も活発です。

発表を受け、アイディア募集企業側からの質問タイム。

「第二新卒がメンターになっている事例が少ないがどう思うか?」「どうすれば打開できると思うか?」など、
本気で採用するための質問からディスカッションが起こります。

 

■アイディア募集企業側のホンネ

株式会社ワークアズライフ 平田 憲太郎様

 

アイディアソンでのアイディア募集は初めてという、
アイディア募集側のコワーキングバー ”lifework space KANPAI Hütte”オーナーの平田 憲太郎様に、
今回参加してみての「本音」を伺いました。

 

―日々皆様で企画を考えていると思いますが、新しいアイディアは、本当に発掘できましたか?

はい、プロジェクトメンバーは外部含めて16人いて、普段アイディアも沢山出ますが、
それでも今回のアイディアソンでは、今まで検討してなかったアイディアも得られました。

想像していたよりも、「バズる求人」「イベントからの性格診断」「イベントコンシェルジュ」など、実際に顧客にアプローチするためのコンテンツのアイディアの気づきがありました。

職種やバックグランドが違う人が集まるだけで、短い時間でもこんなに様々なアイディアが集まるものなのかと驚きました。
登山がすごく好きなのに、若者に登山させてみるというアイディアは考えたこともなかったですね。笑

―アイディアの質はいかがでしたか?

皆さん優秀で、きちんとプロセスを考えてくれているなと感じました。
なぜかというと、議論の最中に、きちんとゴールやこちらで目指すターゲット行動の変容についてなど、本質的で込み入った質問をしてくれたので、そういったことを加味してくれているのだなとわかりましたね。
また、私どもとしても、改めてやりたいことの改めての言語化・精緻化ができたのはいい機会となりました。

ー開催の準備は、正直、面倒でしたか?

いえ、運営側がテーマの提案などフォローしてくれたので、
ほとんどそのあたりのストレスはなかったですね。
詳細の目的・KPIや既存で出ている案の共有が必要だったかなとは思っています。

ー改善点や要望はありますか?

欲張ると、もう少し時間が必要かなと思いました。
総評から、本当にできるか?どうすればできるか?という具体的なアクションの壁打ちが10分ずつでもあると良かったですね。そうすれば、実際のアクションまで具体化できていたかもしれません。

ー今後、実務で今回のアイディアを採用する可能性はありますか?

はい、経営会議に挙げて検討しますよ!

ーアイディアは全て検討しますか?

どの案もいいけどこのままは挙げないですね。
一度自分たちで考え・調査したうえで、追加の質問とかを今回のメンバーの方に出来ればと思います。
その上で本当に良ければプロジェクトにJOINしてほしいです。

■結論:アイディアソンを実業務に繋げるには、イベント後が重要

参加人数や、参加者の業種・職種などがばらければ、
普段得られないアイディアが得られることは間違いなさそうです。

しかし、今回のような短い(半日)のワークでは、なかなか具体化までは踏み切れなさそうでした。
まずは、既存の壁を壊す・外部のアイディア・知見やつながりを得るのが目的であれば、今回のようなアイディアソンを活用するのは有用なようです。
その後、アイディアを精査・実業務へと転換していくにはまだまだステップがあり、
募集企業の担当者次第となってきそうです。
”Toppa-Summit ”も、その点を踏まえ改善を行っていく予定です!)

関連サービス紹介
・スタートアップ企業が支え合い、難関を突破する場 Toppa-Summitについてはこちら
・コワーキングスペース(カンパイヒュッテ)クラウドファウンディングページ

◆著者プロフィール

山中思温株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温

マーケティングリサーチのシステムとデータの提案営業を経験後、 最年少で事業部を立ち上げ、
アンケートアプリの、若年層国内ナンバーワンを達成。
ゲームやアプリ、EC、最新デバイスなど、大手・中小・スタートアップ100社以上の支援経験があり、
施策改善にて売り上げ3倍、CPA半分に削減などの実績がある。

リサーチの重要性と併せて、コストや施策への活用の課題を痛感し、利用障壁と成果へ直結させる為、
リサーチ×マーケティング支援事業の”株式会社まーけっち”を創業。

 

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