採用・人材
【Slack採用】SNSで就活?Slackを使った採用活動やソーシャルリクルーティングが話題に!
2021.05.31
SNSを活用した採用活動が注目されています。
優秀な人材を採用するには、優れた人材と出会う機会が必要であり、SNSを通じた採用活動をすることで効率的に優秀な人材と出会うことができます。
この記事では、Slackを活用した採用活動およびSNSを活用した「ソーシャルリクルーティング」について解説していきます。
デジタルネイティブ世代を中心に注目されているSNSを活用した採用活動を前進して企業を成長させていきましょう。
Slackを活用した採用活動
SNSやITの力を活用した採用活動が注目されています。
その中でも注目を集めているのが、Slackというツールを活用した採用活動です。
Slackとはどのようなツールなのか、Slackを活用することでどのような採用活動を行えるのか、具体例を交えながら見ていきましょう。
Slackとは
Slackとは、ビジネス用のメッセージアプリのこと。
煩雑だったビジネスの連絡のやり取りをSlackにひとまとめにすることで、ビジネス上のやりとりを大幅に簡略化できます。
ビジネス上で重要になるコミュニケーションをスムーズにいくことで、全てのビジネスを円滑に進めることに役立つツールでしょう。
Slackは業務上のやりとりだけでなく、採用活動においても注目されているツールです。
Slackを活用した採用活動について、詳しくみていきましょう。
Slackは何故注目されている?
Slackを活用することのメリットとして、情報コミュニケーションが容易になるというメリットがあります。
従来の採用活動においてはメールや電話による連絡が主流であり、そのコミュニケーションの早さには制限がありました。
Slackを活用することで、迅速なコミュニケーションが可能になります。
また、ファイル共有などのサービスが格段に便利になり、例えば履歴書などの提出がスムーズになります。
Slackの登場により、ビジネス上のコミュニケーションが画期的に向上したのです。
Slack活用の注意点
便利なSlackですが、いくつか注意点があります。
第一に、連絡相手がSlackを導入していなければならないこと。
使い始めると便利なツールであるSlackですが、導入に至るまでに準備な過程があることには注意しなければいけません。
社内でSlackを導入する場合は、まずツール導入の必要があるため、一定の準備を要します。
その他にもSlackに限らないことですが、ツールの導入にはセキュリティ上のリスクを常に気を配る必要があります。
機密情報が不用意に漏洩しないか、ツールを使用する際は取り扱う情報の機密性について注意を払いましょう。
Salesforceによる買収
2020年にSlackはSalesforceによって買収を受けました。
Salesforceは世界最大級のCRM(顧客管理システム)であり、SlackとSalesforceを組み合わせることでさらにビジネスの価値が強固なものになります。
両者が組むことによって様々な相乗効果が期待されます。
例えば、Salesforceが持つ機能の一部をSlackが利用することで利便性の高いツールが出来上がっていくでしょう。
SlackはSalesforceの一部門として、更に利用者にとって価値の高いビジネスツールを提供します。
Slackの活用事例
https://slack.com/intl/ja-jp/customer-stories
Slackは多くの企業で利用されているツールです。
ソフトバンク株式会社やリクルートなど、日本の代表的な企業にも連絡ツールとして取り入れられており、便利なコミュニケーションツールとして高評価を得ています。
Slackの活用法について、いくつか例を見ていきましょう。
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社ではSlackを通じて「脱・日本式のコミュケーション」を実現!
従来のメールを中心としたコミュニケーションから脱却し、Slackによる新しいコミュニケーションスタイルの導入に成功しました。
メールでは宛先を指定しなければ届かなったメッセージが、Slackを活用することで快適にメッセージを届けることを実現。
今では、多くの社内システムとSlackが連携されており、ソフトバンクの躍進を支えるツールとなっています。
株式会社リクルート
株式会社リクルートではセキュリティやガバナンスに留意しながらICTツールを積極的に導入。
ICTツールの導入にはセキュリティ面の課題であり、大きな会社ほど導入が難しいものです。
リクルートではグループ会社の強みを持ちながらICTツールの導入に成功し、セキュリティ面の確保とICTツールの利便性の両立に成功させました。
セキュリティと利便性の両立を成功させたのは、リクルートにとってもSlackにとっても画期的な成功事例といえるでしょう。
HRTechをフル活用
人事に関する業務は複雑です。
特に、人の雇用はその人の生活を左右するものであり、ミスが許されないもの。
人事業務を役立てるツールとして注目されているのが、HRTechの存在。
HRTechとは、採用活動などの人事業務をITの力で解決することを目的としています。
SlackによるSNSを活用した人事・採用活動もHRTechの一環です。
HRTechとは
HRTechとは、「Human Resouce」と「IT(Information Technology)」、すなわち人事とITを組み合わせた造語のこと。
人事の複雑な業務をITの力で便利に進めていくことを主眼とするものです。
Slackによって社内のコミュニケーションが活発になることで、HRTechが進められているといえるでしょう。
また、採用活動にもSlackなどのHRTechが採用されており、スムーズな採用活動に役立っています。
HRTechの事例
HRTechを採用活動に活用する事例としてあげられるのが、人材データの一括管理。
採用をする際には、多くの希望者の中からリストアップして選考を行うため、莫大な人材データの管理が必要です。
HRTechを活用して人材データをリストアップすることで、膨大なデータを即時にデータベース化し、管理することができます。
採用活動にはスピードが必要であり、迅速な人材データの活用は効率的な採用活動に必須。
HRTechの活用によってスムーズな採用活動を実現できるでしょう。
HRTechとSlack
Slackを活用した採用活動もHRTechの一環です。
Slackは社内のコミュニケーションツールのみならず、ビジネス上でやりとりをするツールとしても有用。
採用活動において、Slackを通じたメッセージの伝達をすることでスピード感のある採用を進めることができます。
Slack以外のHRTechサービス
HRTechを活用した採用活動にはSlack以外のツールも多くあります。
SNSを活用したソーシャルリクルーティングによって、従来の採用活動は様々な変化を起こしました。
ソーシャルリクルーティングの活用法について見ていきましょう。
ソーシャルリクルーティング
SNS(ソーシャルネットワーク)を活用した採用活動のことをソーシャルリクルーティングと総称します。
ソーシャルリクルーティングにおいては、情報伝達が格段に便利になることが利点としてあげられます。
また、SNSを介することにより従来埋もれていた人材を発掘できる機会創出にも繋がり、より戦略性の高い採用活動を行えるでしょう。
FacebookはSNSの代表的であるツールで、インターネット上で人と人との繋がりを持つことでネットワークを作ることができます。
Facebookユーザーはほとんどが実名で登録しており、情報の透明性が魅力。
企業の採用担当者も有望な人材をFacebookで見つけることができるため、採用担当者にとっても便利なツールです。
ダイレクトリクルーティング
Facebookに登録することで、自身の経歴やスキルなどを全世界に発信。
そのため、企業の採用担当者はFacebook上の情報を通じてダイレクトに採用活動を行うことが可能です。
SNSを通じて企業の採用担当者と転職希望者をマッチングできる点が魅力であり、これをダイレクトリクルーティングといいます。
SNS上でダイレクトリクルーティングを行うことで、潜在的な転職希望者を発掘すること、採用コストをかけずに採用できるなどの利点があります。
Twitterは短文で完結するブログ型SNS。
140字(半角文字の場合は280字)の字数制約がある中で、自身の意見を発信できるツールとして世界的に多くのユーザーがいます。
個人の発言は「ツイート」、すなわち呟きを意味する情報として全世界に発信されます。
一般的なブログなどのSNSよりも気軽に情報発信できるツールとして、2006年のサービス開始以来世界中のユーザーに愛されているSNSです。
Twitterと採用活動
Twitterはその手軽さから、スマートフォンなどの普及に伴って全世界に爆発的にシェアを広げています。
Twitterはビジネスにおいても広く利用されており、Twitterを通じて採用に繋げている企業も多いです。
特に、Twitterは多くの人の目に留まるメディアであるため、転職を検討している人材に向けて採用のPRを行うことができる点が魅力です。
LINE
LINEは無料電話ツール。
スマートフォンなどで無料で通話やメッセージのやり取りができるツールとして人気です。
日常的な連絡手段として身近な人も多いでしょう。
LINEとリファラル採用
企業内の従業員(社員)による紹介での採用を「リファラル採用」といいます。
リファラル採用のメリットとしては、信頼できる社員の紹介であるため人材のレベルが担保されることがあります。
また、ダイレクトな採用方法であるため、採用コストがかからない点も魅力です。
LINE社では自社の採用活動もリファラル採用を徹底しており、LINEというツールを通じて高レベルな人材の確保に成功しています。
Wantedly
Wantedlyは「ビジネス型SNS」とも呼ばれる人事採用活動に特化したSNS。
2012年ごろからサービスを開始しており、そのユーザー数は年々増加を辿っています。
20代・30代を中心とした若手の優秀な人材を中心にユーザーが増えており、企業と転職希望者のビジネスマッチングを実現させるツールです。
Facebookが一般的なSNSであるのに対し、LinkedInはビジネス特化型SNSとも呼ばれます。
LinkedInはビジネスの用途に限定したサービスであり、ビジネスに関する情報の発信を徹底。
例えば、業務経験の蓄積や転職報告など、キャリアに関する報告をLinkedInで発信することができます。
企業が個人に向けて採用を働きかける機能も備わっており、スムーズに採用活動を進める際に便利なツールです。
SNSを使いこなして採用活動をしよう
SNSやHRTechを活用した採用活動の事例を見ていきました。
HRTechとはITの力を駆使した人事・採用活動であり、SNSなどのツールの力を借りて採用活動を効率化するもの。
Slackをはじめとしたツールはスムーズな採用活動を行なっていく際に便利なツールであり、上手く活用することで採用活動をより効率的に、戦略的に変化することが可能です。
ソーシャルリクルーティングを行うことで、情報伝達の高速化や優秀な人材と出会える機会が増えるというメリットがあります。
採用活動は企業を構成する人の力を増やすうえで欠かせない行為です。
企業を成長させるためには効率的な採用活動を行い、優秀な人材を増やすことが有効。
Slackなど、SNSの力を有効活用して積極的な人事戦略に役立ててください!