インタビュー
おすすめの採用代行サービスを一挙紹介！採用代行サービスはどう選ぶ？
2023.12.05
「広告と人事を兼務させられて、人事関連の業務に集中できない」、「優秀な人材をもっと自社に集めたい」などの悩みを抱えている企業も多いのではないでしょうか。こんなときに便利なのが、採用代行サービスです。
この記事では、オススメの採用代行サービスの紹介と、その選び方について解説します。
採用代行サービスを利用することで、自分が他の業務に集中できるといったメリットがありますが、その反面いくつかのデメリットも考えておく必要があります。
本記事ではこのように採用代行を利用する上でのメリット・デメリットについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
採用代行サービスとは
採用代行サービスという言葉の聞き馴染みがない方もいるかも知れませんが、言葉のとおり企業における採用業務を代わりに行ってくれるサービスのことです。
よく業界ではRPO（Recruitment Process Outsourcing）と略して使われることも多く、採用業務はこれからの企業の価値が変わるといっても過言ではないほど重要で、会社の成長はこの採用業務で決まります。
しかし、すべての企業に採用のプロがいるわけではないので中小企業だと人事・広告業務が一緒になっているケースも見受けられます。中途半端な人材を採用してしまい、採用後のアフターフォローまで手が回らず離職が多くなってしまう。そういう悪循環を断つときに便利なのが採用代行サービスです。
採用代行サービスの業務範囲
採用代行サービスごとに対応できる業務内容は基本的に異なりますが、採用代行サービスにて対応可能なサービスは主に下記の4つに分けられます。
・採用活動の計画
・面接など採用に向けた準備
・採用業務
・選考・アフターサービス
上記4つの工程を順に行うことで採用活動が完了する流れとなります。それぞれの具体的な業務内容について詳細に解説します。
採用活動の計画
採用代行サービスを依頼する上で一番基盤となるのが、企業がどのような人材を求めているのかです。どの課に所属させようと考えているのか、どのような作業を任せようと思っているのか、技術員なのか営業となるのか、など企業は何かしらの思いがあって採用活動を行います。
つまり、採用代行サービスを依頼して最初にすることはこういった企業側の要望を採用代行サービスの業者に伝えることからはじまります。
採用代行サービスの業者はこの企業側の要望を受けて、具体的にどのような手法で採用の施策を行っていくのかを企業に提案し、打ち合わせを重ねて具体的な流れについて計画を立てていきます。
面接など採用に向けた準備
採用に向けた具体的な流れが決定すると、本格的な採用活動に入ります。採用代行サービスの業者にはライターからWeb製作者まで揃っていることが多く、求人雑誌への掲載文を考えることから、求人専用のページ製作まで代行してもらえる業者も少なくありません。
また、大学生に向けた企業説明会用の資料作成・企業説明の実施までも行ってくれる業者もあり、この辺りはすべて一任できる場合がほとんど。こういった採用活動により応募者が集まってきたら、はじめに意識共有した求めている人材の情報を元に候補者の選定作業を行います。
※この、「面接など採用に向けた準備」で紹介した採用活動の内容は一例であり、すべての採用代行サービス業者が対応しているわけではありません。面接部分のみしか対応できない業者ももちろんあるため、企業がどこまでを委任したいのかによって業者を選定し、その業者がどの程度のスキルを持っているのかをきちんと発注前に確認しておきましょう。
採用業務
応募者の中から書類選考を終え、実際に面接をする事になった対象者が定まってきたらいよいよ面接を実施します。面接をどのような日程で実施するのかといったスケジューリングから、面接の対応、合否の選定から採用者の管理までを業者によってはすべて依頼することが可能です。
アフターサービス
このアフターサービスについては業者の規模に依存することが多いのですが、採用者に対して社会人研修といった基礎マナーの講習から同期同士の交流を図る場の調整、社内研修なども対応可能です。
採用代行サービスのメリット
採用代行サービスを利用することで、上記のように採用関連の業務をすべて委任できます。つまり、人事の担当が職員の情報管理など採用意外の人事業務に集中できます。また、冒頭でも触れましたが基本的に企業には採用のプロフェッショナルは少ないので、サービスを利用することで採用の質が向上するでしょう。
また、採用代行サービスを利用するときに既存の採用担当が一緒に業務を行うことで、人事の採用担当のスキル向上も見込まれます。プロの採用業務を間近で見られるため、研修も兼ねて利用するという企業もあります。ただし、教育という点はサービス外となるため、あくまでも参考にするという前提で利用しましょう。
採用代行サービスのデメリット
採用代行サービスを利用する上で最大のデメリットは、委任し過ぎると採用者と企業の信頼関係が構築されない点です。これまでに紹介した採用代行サービスの業務範囲において、たとえば「企業説明会」、「面接」、「社会人研修・社内研修」というタイミングではより応募者と密に接します。
ここで対応した方がすべて代行の業者となると、応募者としても少しがっかりされてしまう可能性があることに加えて、それまでにたとえば応募者が企業説明会での説明に尊敬して企業を選定する場合もあるかもしれません。
採用代行サービスは中小企業にとって非常に便利なサービスですが、完全に委任するときには上記のようなデメリットを理解した上で利用しましょう。
どの採用代行サービスを利用するかを決めるポイント
採用代行サービスを行っている業者には多くの種類があり、一概にこの企業がオススメと言うのが難しい業種となります。
そこでこの章では、企業側が探す上でどのようなポイントに気をつけて業者を選べばよいか、という点について解説します。
依頼したい業務が対応可能なのか
さきほど解説したように、採用代行サービスの業務内容は業者によってさまざま。企業側が依頼したい業務に対応しているのか、という点をきちんと調べて対応している業者を選択しましょう。
業者によってはライターは別発注となってしまったり、そもそも企業説明会に対応している業者は料金が安くなればなるほど少なくなる傾向にあります。基本的には日程調整や面接の対応が主な業務内容となりますので、発注する前までに業者の対応可能範囲についてよく調べておくことが重要です。
指示が必要となるか
中小企業やスタートアップ企業で人事の経験のない方が人事を担当する場合が採用代行サービスをよく利用しますが、すでに人事の担当がいる上で採用代行サービスを依頼する場合、逐一人事担当に次の行うべき作業内容を指示する必要があるような業者は選ばないようにしましょう。
あくまでも目的は、他の業務に集中するため。ということを念頭に置いて、その目的が達成できるような基本的に企業側は報告や打ち合わせ対応のみで完結できる業者を選択しましょう。そのためにも正式に発注する前に打ち合わせを行い、提案を受ける段階である程度見計らう事が大切です。
対応実績の多さ
この記事で何度も伝えているように、採用業務は会社のこれからが決まるほど大事な業務なのでなるべく信頼のおける採用代行サービス業者に依頼しましょう。
実際に話してみて企業の力量を判断するのは素人では難しいので、これまでに何件の対応実績があるのかを調査することをオススメします。
コミュニケーションのとりやすさ
採用代行サービスによっては長期間の関係性になります。一種の信頼関係が構築されていないと、報告をうけたりこれからの方向性についての会議が円滑に進まない場合が想定されますので、発注前の打ち合わせで意気投合するような企業が望ましいです。
また、基本的には業者ごとに専門のディレクターが配属されることになるため、契約後にそのディレクターとあまり合わないと感じた場合は業者に連絡してディレクターの変更を依頼することをオススメします。
必要となる費用
企業の場合、基本的にはこういったサービスを利用する場合前年度に予算を申請し、ある程度承認を受けた予算の中で実施するでしょう。
企業から依頼する内容と、業者側の基本料金などである程度見積もりがでるので、費用面と作業量をよく比較検討した上でなるべく安価な業者を選びましょう。
オススメの採用代行サービスを10個紹介
この章ではオススメの採用代行サービスを○個紹介します。採用代行サービスには総合系、コンサル系、特化系に大きく分けられ、それぞれ特徴が全く異なります。
それぞれの特徴は下記の通り。
- 総合系
上述した「採用計画 – 説明会実施 – 面接対応 – アフターフォロー」という流れに一通り対応している業者。 - コンサル系
実際に対応するのではなく、採用担当にノウハウの教授やすべき採用対策について相談に応じる業者。 - 特化系
上述した「採用計画 – 説明会実施 – 面接対応 – アフターフォロー」の内、どこかの業務に特化した業者。
総合系には大手企業が多く、信頼ができるので今回の記事では総合系の業者に絞って紹介していきます。
株式会社ネオキャリア
特徴
- 累計10000社以上の対応実績あり
- 300人常駐の採用専門大型コールセンターがあり、事業拡大や新規事業に伴う急な大規模採用、新卒の大量採用にも柔軟に対応可能
- 求職者から応募が多い土日、夜間帯まで対応していることから3割以上応募が増加した企業多数
株式会社キャリアマート
特徴
- 最短1か月単位での契約が可能
- RPAにより大量の申込データを一瞬でデータ化
- 専用の電話回線が用意され、就職サイトの運用から説明会の実施などを統合的にサポート可能
株式会社ファイブスターネット
特徴
- 月々の稼働時間分費用が発生するため、費用が依頼内容に左右されない
- 専属のディレクターが採用開始から内定後まで企業と二人三脚で採用業務を実施するため、リピート率は96%の実績
- 業界唯一の返金保証付き
株式会社ファイブスターネットのサービス概要はこちらをチェック>>
株式会社グローバルウェイ
特徴
- 「キャリコネ転職丸投げプラン」により、専属ライターによる原稿作成、掲載期間制限なしの求人掲載、求める人材にピンポイントでスカウトメール送信が可能
- 随時業務状況や結果をレポーティングして、これからの活動に活かすことができる
- 入社前のフォローが充実しており、内定書の提示、入社説得、円満退社のサポートが可能
株式会社グローバルウェイのサービス概要はこちらをチェック>>
株式会社ジーズコンサルティング
特徴
- 新卒、中途採用の事務局代行により採用前から徹底フォローしてくれる
- 統合だけでなく、スポットでも「会社説明代行」、「面接代行」、「リクルーター代行」、「学内セミナーのセッティング代行」」、「書類選考代行」、「スカウトメール配信代行」が可能。
株式会社ジーズコンサルティングのサービス概要はこちらをチェック>>
株式会社トライアンフ
特徴
- 企業の採用担当者に向けた研修サービスがある
- 企業全体の人事関連コンサルティング（採用向け適性検査など）サービスもある
- 人と企業を結ぶエグゼクティブサーチ（人材紹介）対応
まとめ
この記事ではオススメの採用代行サービスを紹介し、採用代行サービスをどのように選ぶべきか、そもそも採用代行サービスとは何なのかについて紹介しました。
採用代行サービス最大のメリットはやはり、採用関連の業務をすべて委任できること。しかし、任せすぎることで採用者とのコミュニケーションがはかれなくなることに注意が必要です。
そして、採用代行サービスの業者は企業が依頼したい業務に対応しており、こちらから指示を出す必要がなく、対応実績が多くてコミュニケーションがとりやすい業者を選択できれば理想的。これを踏まえた上で費用面と相談しながら業者を選択してみてください。
この記事が人事の採用関連の悩みの解決に役立てれば幸いです。
◆執筆者・代表プロフィール
株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温
マーケティングリサーチのシステムとデータの提案営業を経験後、 最年少で事業部を立ち上げ、若年層国内ナンバーワンのユーザー数を達成。
リサーチの重要性と併せて、コストや施策への活用の課題を痛感し、中小・スタートアップでもリサーチやマーケティング施策の最適化をより手軽に利用できるようにする為、リサーチ×マーケティング支援事業の”株式会社まーけっち”を創業。
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