採用・人材
マーケターの採用を成功させる5つのポイント|優れた人材を獲得する考え方を解説
2020.10.05
現在、IT・WEB業界を中心に、人手不足が蔓延しており、どの企業も優秀な人材を獲得するためには多大なる努力が必要になってきました。
そんな人材獲得の難易度が高まっている中でも、とくに採用の難易度が高いのが「マーケター」です。
今回は、最近各企業に引く手数多な「マーケター」の採用を成功させる方法や、より質の良い人材を獲得するための方法について説明していきます。
この記事でわかること
・マーケター採用の現状
・マーケターの採用を成功させるためのコツ
・優秀なマーケターを採用するためのポイント
では、みていきましょう!
マーケターとは?
マーケターとは、マーケティングの活動を行う人のことです。
昨今ではデジタルマーケティングという言葉も出てきていますが、ある商材に対する市場についての分析を通じて、顧客の反応を求め、促し、捕捉する人材のことをマーケターと言います。
では、そもそもマーケティングとは何なのかというと、「売り続けられるシステムを構築すること」です。
世の中のニーズや時勢を汲み取り、クライアントの商品の売り上げを最大化させるための施策を考えることで、顧客と企業に対して双方のメリットを提供させられるのがマーケターです。
マーケター採用の現状
マーケター採用の現状は、一言で言えば「超売り手市場だが、転職希望者の数が少ない」ということです。
現在はコロナ禍でデジタル需要が高まっているので、特にデジタルマーケターは採用需要が高いと言えます。
今までマーケターというのは、外部の人材から雇用されるフリーランスのような自社に属さないケースが多かったのですが、時代の変化により、現在は企業が自社の人材としてマーケターを雇用する傾向が強まっているため、圧倒的な売り手市場となっています。
そして、雇用されているマーケターの多くは「転職を望んでいない」です。
その理由は、その企業の中でも数字を出せば出すほど給料は上がるし、自分で独立するという選択肢もあるため、企業に固執する必要がないからです。
実際に、転職顕在層はわずか2%であると言われていますので、漠然と転職をしたいなあと深層心理では考えている転職潜在層にいかにアプローチをかけるかが、マーケターの採用を成功させるためのコツとも言えますね。
マーケターを採用するメリット
マーケターの採用はかなり難易度が高いのですね。
では、そこまでしてマーケターを採用することにどんなメリットがあるのでしょうか。
マーケターを採用するメリットは次の2点です。
・継続して利益を出す仕組みを構築できる
・採用活動の強化が出来る(採用マーケティング)
では、1つずつ説明していきます。
①継続して利益を出す仕組みを構築できる
マーケターの仕事は、世の中のニーズや潮流を読むことで、売り続けられる仕組みを構築することです。
例えば、A社は自社のノンアルコールビールの売り上げを最大化するために、それまでの「健康的で女性的」な路線での商品展開を、より勝てる路線として「休肝日の男性」へとターゲットを変更しました。
その結果として、実際にその商品はトップシェアを獲得することが出来ましたし、「今も売れ続ける商品」としてその会社の利益の要になることが出来ています。
そのため、マーケターを採用することで、自社の利益を継続して向上させられます。
②採用活動の強化が出来る(採用マーケティング)
昨今では「採用マーケティング」という考え方が流行っています。
採用活動の中にマーケティングを絡めることで、より優秀な人材の採用成功の確率が高まります。
そもそもマーケターというのは分析の専門家なので、自社に適した人材の分析をすることにも力を発揮します。
採用マーケティングを行うことで、自社の採用するべき人材像を明確にすることで、合致する求職者に直接アプローチをかけるダイレクトリクルーティングが可能になります。
また、SNSやWEBコンテンツを利用した採用方法をデジタルマーケターと行うことで、より効率の良い採用活動が可能になります。
マーケターの採用を成功させるための5つのコツ
マーケターを採用することには大きなメリットがあることがわかりましたね。
そんなマーケターですが、採用を成功させるためにはどのようなことに力を入れれば良いのでしょうか。
マーケターの採用を成功させるための5つのコツについて説明していきます。
①アプリなどを用いて採用広報を強化する
近年はアプリなどのプラットドームを用いた採用広報を行うことが効果的なケースが増えてきています。
とくにマーケターの採用で多く使われているのは、wantedlyやキャリアバイトなどの求人情報WEBサイトです。
上記2つの場合は、使用している求職者の層も、ある程度マーケティングや営業に対して興味がある人々が利用しているので、企業側にとっても優秀な人材の採用を成功させやすいというメリットがあります。
また、wantedlyでは自社に関する記事を書くこともできるので、自社の認知拡大・把握に繋げることもできますね。
②エージェントを利用する
エージェントというのは、リクルートエージェントなどの転職エージェントです。
依頼するのにお金はかかりますが、絶対的な母体数が多いため、エージェントを利用することで採用成功の確率は高まります。
エージェントを用いた採用のメリットは、エージェントを利用する方は転職に対して前向きな場合が多いため、自社の人材として定着しやすいということです。
逆にデメリットとすれば、転職に対して前向きである分、キャリアアップとして自社の人材として採用をしても、また次の職場へ転職されてしまう可能性があるため、その点に関しては自社で待遇をあげるなどの対応措置が必要ですね。
③ダイレクトリクルーティングを検討する
上記の採用マーケティングの所でも説明しましたが、ダイレクトリクルーティングを用いた採用を検討することでより自社に適した人材を採用出来る可能性が高まります。
そもそもダイレクトリクルーティングとは、エージェントなどの第3者を通じずに、企業側から直接求職者の声をかけることで採用活動を行う手法です。
このダイレクトリクルーティングのメリットは、エージェントを通さないのでお金がかからない点と、採用担当者が直接求職者を選ぶので、自社にマッチした人材の獲得をしやすい点です。
マーケターを採用し、ダイレクトリクルーティングを行うことで、マーケターによる分析と戦略立案との相乗効果でより採用成功の確率が高まります。
逆にデメリットをあげるとするならば、求職者一人一人に自ら声をかけなければならないので、出来ればリアルでの接点があると好ましい点と、それだけ労力のかかる方法だという点ですね。
④待遇改善を検討する
採用広報や求職者との接触に力を入れた後は、その後の求職者による他社との比較検討のフェーズで求職者に選ばれるためには、他社よりも高待遇である必要があります。
採用広報に力を入れているのに、求職者が集まらない場合は、その集まらない理由は待遇の問題かもしれません。
とくにマーケターの場合は、優秀な人材ほど独立して稼いだ方が待遇が良くなる場合が多いので、そこで注目して欲しいのは会社の風通しの良さや、研修制度です。
また、社内イベントや合宿などで、社員同士の仲を深めつつ、手厚い研修でそのマーケターの方の自己研磨をサポートするような福利厚生があるなおよいですね。
なぜなら、マーケターにとってそのイベントがあること自体に、会社に在籍する意味があるため、その意味で待遇改善を検討するのも一考の余地があると考えられます。
⑤採用の多様化を行う
ここまで、採用広報に力を入れる方法や、自社の待遇大全を検討する方法などを説明してきましたが、最後に様々な採用の手法を紹介します。
近年取り入れている企業が多い3つの採用手法に絞って解説していきます。
・リファラル採用
・SNS採用
・ポテンシャル採用
では見ていきましょう。
リファラル採用
リファラル採用とは、自社の社員の友人や知り合い、採用候補者の友人を紹介してもらい、自社にマッチングした人材を採用する手法です。
企業風土をよく知った社員の友人などが自社に適していそうな人材を紹介するため、他の採用手法と比べると人材と会社のミスマッチの確率を少なく出来ます。
SNS採用
SNS採用とは、主にTwitterなどで採用活動を行うことです。
Twitterを通じて採用活動を行うので、コストは一切かかりませんし、Twitterは匿名のSNSプラットフォームなので、その人材の素の性質が見分けやすいですね。
とくにデジタルマーケの業界でスタートアップなどでは、Twitterを通じた採用活動が多く行われています。
ポテンシャル採用
ポテンシャル採用とは、その人の潜在能力で採用の可否を判断することです。
多くの場合はそのポテンシャルの把握を面接やエントリーシートを通じて行いますが、SNSの運用を仕事とする会社のポテンシャル採用では、Twitterのフォロワー5万人以上の人は面接免除、などの条件を定めている会社もあります。
また、企業の選考として「いいね500以上がつくツイートを生み出してください」というものもあります。
単純に面接だけで合否を決めるのではなく、仕事に類することで別に条件を設けてみるのも面白いかもしれません。
優秀なマーケターを採用するための3つのポイント
マーケターの採用を成功させるためには様々な企業努力が必要なのですね。
では、その中でも優秀なマーケターを見分けるためには一体どこに注目すれば良いのでしょうか。
次の3点を重点的にみるようにしましょう。
①地道な作業を行える人材か
マーケティング業務というのは、念密な下調べと緻密な分析にはじまるため、華々しいイメージとは反面に、地道な作業にもモチベーションを落とすことなく続けられるかどうかが大切になってきます。
とくに、昨今のWEBマーケティングでは、管理画面上で数字として成果が見えるようになったのはいいものの、その運用の結果から、どうして結果が出なかったのか、どうすればもっと数字が上がるのか、を地道に考え続けることが主な仕事の一部です。
単に流行りや憧れだけでマーケティングを志望している人ではなく、マーケティングは華々しいイメージとは反面に地道な作業の多い仕事であると理解をしている人材の方が、将来活躍する可能性が高いですね。
②相手の立場に寄り添って考えられる人材か
マーケターの仕事は相手ありきなので、クライアントの立場に寄り添って考えられる人材かどうかが大切になってきます。
相手の商材のことや、企業のことについて、決して自分の興味がないことでも、相手に寄り添うために調べられる人材は、優秀なマーケターとして成長していくでしょう。
そのため、優秀なマーケターを採用するための1つの方法としては、相手の立場に寄り添って考えられて、自分の興味のないことでも、好奇心を持って飛び込むことのできる人材を見分けることであると言えます。
③自分から進んで事を進められる人材か
マーケターの仕事は人に言われたことを受動的に行なっているだけでは進みません。
自分からクライアントの商材に興味を持ち、調べて、分析し、クライアントよりもその商材について詳しくなっているレベルで自分から能動的に仕事に対して動けるスキルが求められてきます。
最近のトレンドとしてデジタルマーケティングが上がっていますが、デジタルマーケティングに限らずデジタル業界は「昨日の正解が今日の不正解」と言われるほど流動性の大きい業界です。
日々、ニュースやTwitterなどを通じてトレンドを把握していく必要がありますし、その現在の状況からある程度の未来を予測する力も求められます。
このように、物事に対して前向きに自ら仕事を進められる人間かどうかを見分けることが大切でしょう。
優れたマーケターの価値観を理解し、採用を成功させよう
今回は、マーケターの採用を成功させるために必要な知識について紹介しました。
昨今の新型コロナウイルス感染症問題により、世の中のデジタル化のスピードは凄まじいスピードで行われています。
マーケターも今では、デジタルを通じてデジタルマーケティングを行うのが当たり前になってきました。
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株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温
マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。
中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。
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