副業・フリーランスを活用すべき理由と成功ポイント

優秀人材が副業・フリーランスとして放出される時代に

以前は、企業が「外に出るとリスクが高い」「村八部になって敵を増やす」と怖がらせることで
優秀な人材を囲い込む構造でした。

しかし、どんどん人材の流動性が上がり、優秀な人材ほど企業にしがみつく必要がなく、
外の方がやりたいことができる・フリーランスの方が収入があると気が付き、外に出るようになりました。

 

その初めの1歩が副業であることも多く、
優秀な人材にも腕試し・実績作りで低単価で依頼もできることが多く、まさに今がねらい目です!
今回は副業・フリーランスのマーケターを上手く採用・活用するための方法について失敗をキーに解説します。

まずは、マーケテイング業務等でどうしてフリーランス・副業を活用すべきかという話です。
そんなのわかっている、活用の仕方が知りたいとい方は 下記の記事からご覧ください!

なぜ、うまくいかないのか? 副業・フリーランス活用ポイント

 

優秀人材確保の難易度

優秀な人材の確保はどんどん困難に

昨今、有効求人倍率は右肩上がりで上がり続けており、企業は優秀な人材を確保するのが非常に困難な状況が続いています。
また優秀人材を確保できたとしても、長期的に企業にとどまるための施策が急務になっております。

求職者側が優位な状況が続いており、今後も企業側は採用が困難な状況が続くと考えられます。
特に、マーケター・UI UXのような、戦略的思考と実行力を兼ね備えた人材の採用は皆さんかなり苦戦していらっしゃいます。

※有効求人倍率とは?

厚生労働省が発表する一般職業紹介状況のデータを参考に算出する、求職者1人に対して、何人分の求人があったかを示すものを意味します。
倍率が1を上回れば求職者の数よりも人を探している企業数が多く、下回れば求職者の数の方が多いことを示します。

 

優秀な人材の確保・人材育成は中小企業の最重要課題に

また多くの中小企業は収益向上の課題を「優秀な人材の確保・人材育成」と回答しており優秀人材の取り合いは今後も加速することが予想されます。

広がるフリーランス・副業人材活用

終身雇用制が崩壊した現在、フリーランスや副業といった働き方の自由度が広がりました。
企業も大きなリスクをとって正社員として雇用するのではなく、業務を分割してそれぞれのプロに依頼するという雇用の在り方にも変化が見られ始めました。

 

昨今の副業ブームにより、優良企業でも副業解禁の動きが起こっています。
そのような副業者・フリーランス活用は正社員採用と比較してリスクが少なく高いアウトプットが得られることが特徴です。

 

正社員雇用とフリーランス・副業との違い

副業・フリーランス

 

企業が収益力を高めるために必要な取組み

企業が収益力を高めるための変数として大きく考えられるべきなのは「固定費」と「変動費」です。
副業者活用は固定費を削減することに貢献し、結果的に売上高経常利益率を上昇させることが可能です。

 

フリーランス・副業活用が合う業務・合わない業務

タスク優先度は緊急度と重要度の2軸で区分することが可能です。
副業者には重要度が高く緊急度が低い、所謂「やらなければいけないとわかっているが手が回っていない」タスクを任せることが効果的です。

 

副業者を活用する場合は、業務内容と目的・アウトプットイメージを事前にすり合わせることが重要です。
以下の内容が職種毎の具体的な依頼内容の例です。

 

 

副業・フリーランスの場合はコストパフォーマンスにより注意が必要

副業者には「副業者自身がすでに業務経験があるタスクを依頼する」ことが鉄則です。

業務内容を経験していない場合は、正社員でも副業者でも同等の教育コストがかかってしまいます。
稼働時間に制限のある副業者の場合は、教育コストをかけてしまうと実働時間がその分狭まってしまうためアウトプットの量や質を担保することが難しくなります。

そのため教育コストをかけずに済ませることを検討することが重要な判断軸になります。

 

フリーランス・副業 は補助金でお得に活用可能!?

副業・フリーランス者採用は、マーケテイングやデザインなどの業務を問わず補助金の活用が比較的受けやすく、負担なく採用できることが特徴です。

 

補助金ご紹介例①:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

※副業・兼業人材の活用を最大1,000万円まで補助される補助金になります。

 

補助金ご紹介例②:小規模事業者持続化補助金

ホームページの作成、チラシの制作・配布、看板作成、店舗改装、機械装置や備品の購入(パソコン、タブレット、車両等を除く)といった販売促進の強化に幅広く使える補助金で、幅広い業種・用途に活用できる補助金である。副業・兼業人材の報酬は外注費となるので、副業・兼業人材活用時にも利用可能です。

(副業・兼業人材活用ガイダンスより抜粋)

 

 

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副業・フリーランスのマネジメントで気をつけるべきポイント

副業・フリーランスのマネジメント注意点① 情報共有を徹底

副業者はこれまでの経験を通して高いアウトプットを出すことが可能です。

しかしそのプロセスにおいて、様々は意思決定を行われ、その意思決定は情報量の多さによって雲泥の差が発生します。

そのため、情報共有はいつも以上に意識する程度がちょうど良いです。

COVID-19の影響もありリモートワークでも情報共有するツールは充実しました。ツールを十分に使い合わせることによってパフォーマンスを最大限発揮できるようにしましょう。

 

副業・フリーランスのマネジメント注意点②タスク管理は見える化し、各タスクに期限を設定

タスクを見える化する意味は、誰がどのタスクを持っているかを確認することはもちろんですが、網羅的にタスクを把握してるかをチームで確認することにもあります。
マネジャーだけでなくメンバー全員で確認しましょう。

タスク化で気をつけること

①タスクの粒度をできるだけ細かくすること。

②全タスクに期限を設定すること。(バッファや納期が遅れそうな場合懸念点を記載しておくこと)

 

③全メンバーがタスクを確認できるようにすること。

 

副業・フリーランスのマネジメント注意点③ レポートラインを確化

複数名の副業者をマネジメントすることになると意思決定のフローが複雑になりがちです。

意思決定フローが複雑化するとタスクが重複してしまったり、プロジェクト自体の方向性を統一できなくなったりしてしまいます。
レポートラインを明確化することによって、チームで意思決定を整え、情報を正しく把握し、プロジェクトをあるべき方向にすすめることができます。

 

フリーランス・副業活用が上手くいかない要因

1.プロジェクト自体の要件定義

採用・フリーランス

・目指す方向性・ユーザー価値の軸の欠如
・タスク化と役割分担の抽象度調整
・途中変更の管理不足

 

■副業・フリーランス人材活用失敗事例①

複数名の副業者をマネジメントし長期間のプロジェクトを進行させていた。プロジェクトの方向性自体が二転三転していた過去があったため細かい情報が属人化していた。
slackを用いてコミュニケーションをとっていたが、副業者から来る質問のなかには言語化するのが手間なものもあったため、都度、電話を用いて口頭説明していた。
口頭説明後、オープンチャネルに投稿などはせずプロジェクトを進めていた。口頭での説明は同じように説明したつもりではあったが、メンバー毎に認識の差が出てしまった。
その結果、タスクの出戻りややり直しが発生してしまい、プロジェクト自体に大きな遅延が発生した。

 

◇対象

・業界:IT(エンターテイメントサービス開発)
・チーム人数:8〜10人

◇失敗の要因

・情報共有(コミュニケーションツール)のルールが確立されていない。
・プロジェクトの方向性が変わったタイミングでその意思決定を言語化し共有すべきだった。

◇改善案

・口頭説明後に、メンバー全員に情報を共有する手段を確立する。
・過去のタスクのログを確認できるように、タスク管理ツールを活用する。
・slack上でも雑談などを意図的にするようにしてコミュニケーションの量を日頃から増やし、プロジェクトに関する確認がしやすい環境をマネジャーが用意する。

 

2.コミュニケーション

・伝達の欠落から大事故へ
・タスク管理
・モチベーションの低下の対応不足

 

■副業・フリーランス人材活用失敗事例②

社長直下の新規事業開発プロジェクト。PMとして複数の副業者をマネジメントしていたが、社長とプロジェクトの方向性の議論がいつまでも続き、決まりきらず、その状態のまま副業者にタスクを依頼していた。とりあえずプロジェクトをスタートすることを意識していたためタスク管理の方法を決めていなかった。

当然、タスク自体も抽象度が高くなってしまい、依頼された側と依頼主との認識の差異が発生してしまい、手戻りが何度も発生した。
プロジェクト自体も二転三転してしまい、結果的に依頼しているタスクの要件も都度変更されていた。

そのマネジメントに副業者も疲弊し離脱者が続出し、プロジェクト自体は納期に収まらなかった。

 

◇対象

・業界:IT(人材紹介サービス)
・チーム人数:4〜6人

◇失敗の要因

・メンバー間でのタスク進捗の共有がうまくいってなかった。
・タスクの責任領域が曖昧だったこと。
・メンバーのアウトプットの管理ができていなかった。
・プロジェクトのあるべき姿(完成形)を正しく認識できていなかった。

◇改善案

・タスク管理ツールの導入
・タスクの粒度を細かめに設定する
・レポートラインとレポート内容・頻度の明確化
・プロジェクトの完成形を意思決定する人を一人だけにする。

 

3.採用

・ディレクション担当の不在/スキル不足
・実行者のスキル不足
・実行者のコミット不足

 

■副業・フリーランス人材活用失敗事例③

短納期のプロジェクトだったが、正社員を当てる予算がなかったため副業者を急いで確保した。
大量の面接を短期間でしなければならなかったため一人当たりの面談にかけられる時間は15分のみで詳しい内容まですり合わせすることができなかった。しかし結果的に10人の副業者に協力してもらうことができ、プロジェクトをスタートさせられた。

タスクを切り、納期を設定したが、副業者から出てきたアウトプットはどれも中途半端だったり、クオリティもイマイチな出来だった。確認したところ、副業者にとっても初めて対応する業務内容だったため勉強をしながらタスクの対応をしていた。結果的に、マネジャーがタスクを巻き取る形でプロジェクトを完遂した。

 

◇対象

・業界:IT(DX新規部門立ち上げ)
・チーム人数:3人(正社員)+ 5人(副業者)

◇失敗の要因

・面談時に副業者のスキル感を十分に確認出来ていなかった。
・人数を用意することに集中しており、各副業者のできることと依頼する内容を事前に整理出来ていなかったこと。

◇改善案

・プロジェクトの全体感と副業者に依頼する内容を正しく決定しておく。
・面談前に業務として行ったことがあるか確認できるための質問リストを作成する。

 

■副業・フリーランス人材活用失敗事例④

創業メンバーと二人で立ち上げたスタートアップで、やっと事業立ち上げフェーズが落ち着きはじめた。
受注件数が順調に増えたため、経理を含めたバックオフィス業務を副業者に依頼した。時間はかかるもののslack上には日々報告はあったので問題は無いと思っていた。創業メンバー二人とも経理の知識は無かったため報告の具体的な内容や間違いなどは実際、副業者任せになっていた。

月次の売上会議のときに、収支を確認すると受注している企業に対して請求書を送れていなかったり、事業計画には二重計上があったり、大事故につながってしまった。
詳しい事情を確認したところバックオフィスの経験はアシスタントレベルだったらしく自分で学習しながら業務を対応していたとのことだった。

 

◇対象

・業界:IT(マーケティング支援スタートアップ)
・チーム人数:2人(正社員)+ 1人(副業者)

◇失敗の要因

・副業者のスキルを確認できていなかった。
・日々のレポートの内容をマネジメント側で指定していなかった。

◇改善案

・面談時に出来ることと出来ないことを確認するための質問リストを作成する。
・レポート内容をあらかじめ、マネジメント側で用意する。

 

フリーランス・副業者の選定が重要

これまでの説明でも十分に理解していただいたと思いますが、副業者の採用は企業にとって正社員採用と比較して自由度も高くリスクも少ないので導入しやすい施策だと思われます。
新規プロジェクトをうまく回すためには、どんな副業者であったとしてもスキルや人柄などの事前情報を適切に把握する必要があります。

 

副業者自身のスキルを事前に把握することが必要不可欠。しかし、解像度高く能力値を計測することが非常に難しい。

人材・副業・フリーランスのプラットフォームも沢山出てきているため、プラットフォームを活用するのもありです。
しかし、その上でどのように、自社の戦略を踏まえて、実行ができる人材を見抜くかが非常に重要です。

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◆代表プロフィール



株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温

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マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。


中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。




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