芸人?放送作家?オンライン時代のコミュニティ・マネジャーの役割

*本記事は 高橋龍征氏のnote記事をご本人の許諾を得たうえで加筆/転載した記事となります。
高橋龍征氏との共同でセミナー企画・集客のご相談を受け付けています。
是非お気軽にお問い合わせください。

今日私が登壇したコミュニティ・マーケティング関係者のイベントCMC_Meetupでは、コミュニティ・マネージャーは、画面の前で場を盛り上げる「芸人」化するのではないかとの話がありました。

 

オンラインイベントは「ラジオ」「テレビ」の感覚

 

マイクやカメラの向こうの人々に、気分を上げて一人話す、時々「お便り(チャット・コメント」を拾ってリスナーと交流するなどは、ラジオのようですし、音声・映像を切り替えたり、複数拠点を繋ぐスタジオ生放送に近いものも普通に出てきています。

今はまだオンライン配信ツールも原始的ですが、今後よりツールの機能も演出も高度化し、それに合わせて出演者も視聴者の期待値に応じた「パフォーマンス」をできるようになる必要に迫られる可能性も高いです。

 

放送作家?芸人?

 

私は「放送作家」のという選択肢もあり、そっちの方が割合としては馴染むのでは、と考えています。

直近で放送作家の話を聞いたのですが、その仕事の重要な要素を私なりに言葉にすると以下のようなものです。

 

⚫︎番組企画→え?と目を引くものの、納得できる企画を立てる
⚫︎放送台本→言葉での表現、流れ、伝え方を書く

 

コミュニティ・マネージャーはどちらかというと裏方であり、参加者が盛り上がるための環境づくりや仕込み、呼び水差しが役回です。

表に出て場を回す芸人より、企画と流れをつくる放送作家の方が、近いと思ったのです。

 

要は資質と役割分担

 

芸人的な人の方がよく目につく気もしますが、そうでない人でも十分役目は果たしていると思います。

最終的に、場としての一連の流れ(企画、流れの設計、コンテンツ作成、ファシリテーションの手法選択、ファシリテーションの実施・・・)を、1人であろうが、2人でどこかの切れ目で分担しようが、参加者が満足するようにできていれば良いのです。

結局はその人の資質がどちらに向いているかで、向かなければできる人を見出して役割分担すれば良いでしょう。

 

芸人タイプじゃなくても大丈夫!

 

個人的には、人の集まりやコミュニケーションに対して慎重な人の気持ちや考え方も含めた幅広い人の気持ちが分かる、内省的な人の方がコミュニティ主催者には向いている可能性が高いと考えています。

「芸人」属性の人がイベントの運営に必要になるかもしれませんが、コミュニティ・マネージャーそのものが芸人化しなければ、オンライン化に対応できないとまでは思いません。

何が価値になり求められるかは、環境や参加者の変化により刻々と変化している最中なので、常に注意深く見ていく必要はあります。

とはいえ、今のところの見通しとしてはこのように考えております。

 

参考:完全オンラインで作られたコミュニティ実験場

 

 

 

◆執筆者 高橋龍征 / Takahashi Tatsuyuki

conecuri合同会社 代表 WASEDA NEOプロデューサー 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授

大手システムインテグレーターの営業、経営企画を経験後、MBAを経て、ソニー、Samsungで事業開発を中心としたキャリアを歩み、事業創造支援家として独立。インキュベーター立ち上げや欧州企業の日本進出を支援後、スタートアップ共同創業(取締役COO)を行う。

早稲田大学の社会人教育事業「WASEDA NEO」プロデューサー就任を機に、事業開発や人材育成のためのセミナーづくりを本業とし、大学、企業、メディアからの受託や自身主催で、年間200件の企画を実現するようになる。

2020年、conecuri合同会社を設立。マーケティングセミナーの企画、社会人向け講座や企業研修の開発、それらを通じた事業創造を支援している。

新型コロナを機に、セミナーを一気にオンラインにシフトさせ、その知見を『オンライン・セミナーのうまいやりかた』として出版した。

また、13年以上複数のコミュニティ運営に携わる実践家として、大手企業や学校のコミュニティづくりも支援している。

早稲田大学 第一文学部 哲学科 東洋哲学専修 卒業 早稲田大学大学院 ファイナンス研究科 修了 青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム 修了 JVCA ベンチャーキャピタリスト研修 修了

 

 

◆著者プロフィール

株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温

マーケティングリサーチのシステムとデータの提案営業を経験後、 最年少で事業部を立ち上げ、若年層国内ナンバーワンのユーザー数を達成。
リサーチの重要性と併せて、コストや施策への活用の課題を痛感し、中小・スタートアップでもリサーチやマーケティング施策の最適化をより手軽に利用できるようにする為、リサーチ×マーケティング支援事業の”株式会社まーけっち”を創業。

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