採用・人材
Webデザイナーの採用は難しい?優秀な人材を獲得する6つのポイントを解説
2020.10.02
デジタルマーケティングの需要が拡大する中で、優秀なWebデザイナーの採用難易度は年々高くなっています。
近年、Webデザイナーは増えていますが、その分Webデザイナーを求める企業も増えており、優秀な人材の確保は難しいです。
また、近年増えているといっても、世界的に見ればまだ日本にWebデザイナーが少ないのも理由の一つでしょう。
さらに自社のテイストや求めるスキルまで考えると、なかなか欲しい人材は見つかりません。
そこで本記事では「Webデザイナー採用のポイント」や「Webデザイナー採用のための対策・行動」を解説します。
Webデザイナーの採用が難しい理由
Webデザイナーの採用に悩む企業は多いです。
まだWebデザイナー採用基準の構築が曖昧な企業が多いのも一つの理由でしょう。
また、単純にWebデザイナーの人口が少ないのも理由のひとつですが、決して数だけではありません。
Webデザイナーの採用が難しい理由として、以下の2つが考えられるでしょう。
- デザインテイストが自社と合わない
- フリーランスが増えている
これからWebデザイナーを採用する企業も知っておいた方が良いです。
それぞれに抱える課題を理解しておきましょう。
デザインテイストが自社と合わない
Webデザイナーの採用活動をおこなっても、応募者のポートフォリオが自社の方向性と合わない場合があります。
また、未経験でポートフォリオがない場合、入社してからミスマッチを起こす可能性も考えられるでしょう。
だからといって、募集時に細かく限定しすぎてしまうと、応募が減ってしまいます。
「Webデザイナーならなんでも良い」ではなく、自社に合ったWebデザイナーを見つけなければいけないからこそ採用が難しいのです。
フリーランスが増えている
近年フリーランスは増えています。
特にWeb関係のフリーランスは増えており、Webデザイナーに関しても同様です。
フリーランスはさまざまな企業の案件を請けられるため、収入が上がりやすいメリットがあります。
その反面、フリーランスで案件がなくなった場合、収入が大幅に減ってしまうデメリットもありますが、比較的Webデザイナーはフリーランスでも安定しているといえるでしょう。
そのため、企業で働く選択肢がなくなってきており、採用が難しくなっているのです。
優秀なWebデザイナーを確保するには?
優秀なWebデザイナーを確保するには、「この企業で働きたい」と思ってもらわなければいけません。
企業で働くメリットがなければ、フリーランスで十分だと思われるでしょう。
では、どうすれば「働きたい」と思ってもらえるか、主な方法は2つです。
- 自社のブランディングを強化する
- 自社を効率よくアピールする
多くの企業がある中、自社を選んでもらうにはメリットや魅力を理解してもらわなければいけません。
募集を出して応募者を待っているだけでは、優秀なWebデザイナーを確保できないでしょう。
自社のブランディングを強化する
自社を知ってもらうには、自社のブランディングをしましょう。
ブランディングとは、自社のイメージを構築するものです。
ブランディングは主に4つの要素があります。
- シンボル
- デザイン
- キャッチコピー
- 商品
ただ、採用に関しては「インナーブランディング」という、企業内のブランディグが必要です。
インナーブランディングをすることで、企業の価値や方向性を示せます。
企業の理念やストーリーなどもブランディングのひとつといえるでしょう。
ブランディングを実施している企業と、していない企業では、応募者のイメージが以下のように変わります。
- 「A社は理念に共感できる」
- 「B社はどういう会社かわからない」
比較すると、A社の方が働きたいと思われるのは当然です。
自社を効率よくアピールする
自社の魅力をどれだけ効率よくアピールするかを考えましょう。
Webデザイナーに効率よくアピールをおこなう手段として、自社サイトのコンテンツを増やしてみる方法が挙げられます。
会社説明会では実際に足を運んで、時間を割く必要があるため、応募者からすれば非効率的に思われる可能性があってもおかしくないでしょう。
魅力をアピールするコンテンツを充実させれば、サイトを見ただけで「働きたい」と考えてくれる人材も増えるかもしれません。
サイトデザインの見直しや、記事を盛り込むなど、まずは自社サイトを見直してみてください。
優れたWebデザイナーを採用する6つのポイント
Webデザイナー採用にあたり、いくつかのポイントを解説します。
現在Webデザイナーが上手くいっていないのは、重要なポイントを無視しているからかもしれません。
Webデザイナー採用のポイントは6つです。
- 採用市場を理解する
- 必要な業務や領域を明確化させる
- ターゲットを絞り込む
- 実績を訴求する
- 外国人Webデザイナーの採用を視野に入れる
- 業務委託も視野に入れる
幅広い視野で考え、Webデザイナー採用の参考にしてみてください。
①採用市場を理解する
まずはWebデザイナーの採用市場を理解してください。
転職市場に出てくるWebデザイナーの数や、未経験のWebデザイナーのおおよその数を理解しましょう。
また、Webデザイナーの求人を出している企業がどれ位いるかもチェックしておいてください。
採用市場を理解すれば、現在Webデザイナーの採用がどれほど難しいのかわかり、待遇面の見直しにつながります。
②必要な業務や領域を明確化させる
具体的に必要な業務や領域を明確にしておきましょう。
Webデザイナーの仕事は幅広いです。
必要な業務や領域が明確になっていないと、応募者を迷わせる原因になります。
また、明確にして募集することで、入社後のミスマッチを防げるでしょう。
③ターゲットを絞り込む
とにかくWebデザイナーを採用したいからといって、幅広く募集しすぎるのはNGです。
幅広く募集しすぎると、ミスマッチにつながる可能性があります。
たとえば、以下の点で絞り込むと良いでしょう。
- 経験者・未経験
- 即戦力
- 得意なスキル
即戦力になる人材が欲しいなら、経験者を採用した方が良いですし、1からチームワークを大事にしていくなら未経験でも良いですね。
具体的な絞り込みをおこなうことで、自社にとって優秀な人材を確保しやすくなります。
④実績の提出・確認
実績やポートフォリオは、必ず提出してもらい確認しましょう。
ポートフォリオがないと、自社のテイストに合うかどうか判断できず、結果的にミスマッチにつながりやすいです。
もちろん未経験の場合、実績やポートフォリオがない応募者もいます。
その場合は、業務委託として1度仕事を任せてみると良いでしょう。
⑤外国人Webデザイナーの採用を視野に入れる
日本人だけではなく、外国人のWebデザイナー採用も視野に入れておきましょう。
単純に対象となる人材の幅が広がります。
外国人Webデザイナーを雇うと、コミュニケーションやビザ取得の問題もありますが、デメリットばかりではありません。
新しい感性を取り入れる大きな刺激になります。
近年日本で働く外国人は増えているので、日本人にこだわる必要はありません。
⑥業務委託も視野に入れる
即戦力としてWebデザイナーを雇うなら、社員として入社してもらうことにこだわる必要はありません。
フリーランスのWebデザイナーと、業務委託を結ぶこともできます。
雇用契約ではないため、毎月の給与が発生せず、案件ごとや契約期間ごとに料金を支払いシステムです。
とくにデザイン業がメインでない会社なら、コストを大幅にカットできます。
また、フリーランスとして独立しているWebデザイナーは、比較的スキルが高いです。
今すぐにWebデザイナーが必要なら、業務委託も検討してみましょう。
求人内容の見直しもポイント
社員としてWebデザイナーを迎えたいなら、求人内容の見直しをしてみましょう。
求人内容が魅力的に感じられなければ、もちろん応募は来ません。
求人内容で主に見られるのが、以下の4つです。
- 給与面
- 待遇面
- 必須条件・歓迎条件
- 自社のメリット
他社と比べて、劣っていないか、またわかりやすく記載されているかを確認してみてください。
①給与面
Webデザイナーの採用が難しいのは、需要が多くWebデザイナーの数が少ないからです。
そのため給与面は採用に大きく影響します。
優秀な人材が欲しい企業は、高い給与を提示しているでしょう。
どうしても高い給与を出せない場合、他の部分で魅力を感じさせなければいけません。
また、給与が低い分、業務の幅を狭くするなどの工夫が必要になります。
②待遇面
Webデザイナーはフリーランスでも活躍できる業種です。
そのため、待遇面が重視されます。
たとえば以下のような待遇を検討してみましょう。
- フルタイム以外の働き方が可能
- 副業可能
- 福利厚生の充実
- 仕事の実績を個人のポートフォリオとして使える
それなりのメリットがなければ社員になる意味を感じてもらえません。
優秀な人材のために、なにをしてあげられるか見直してみましょう。
③必須条件・歓迎条件
必須条件と歓迎条件を明確にして、できるだけ幅広く募集をおこないましょう。
初めてWebデザイナーを募集する企業は、必須条件をかためすぎる傾向があります。
必須条件を多くすれば、ハードルが高く感じられてしまい、応募者は少なくなるでしょう。
Webデザイナーを雇ってなにをしてもらいたいかを明確にした上で、必須条件と歓迎条件を適切に分けてください。
④自社で働くメリット
自社で働く上でのメリットも見直しましょう。
Webデザイナーの求人が多くあるなか、応募者は以下の部分を重視します。
- どんな価値があるのか
- どんな経験ができるか
- どんなことを学べるか
給与や待遇でメリットを与えることもできますが、給与や待遇だけでは他社と大きな差は図れません。
そこで給与や待遇以外のメリットを提示してあげるのです。
たとえば以下のようなメリットがあげられます。
- 海外進出している
- 独立へのバックアップができる
- 自社ならではのノウハウを学べる
言い換えるならば、自社の強みなので、まずは自社の強みを分析しましょう。
ダイレクトリクルーティングも検討
近年ではダイレクトリクルーティングが注目されています。
ダイレクトリクルーティングとは、企業が個人に直接コンタクトをとり、採用の交渉をおこなうことです。
つまり、「優秀な人材の応募を待つ」のではなく「企業から欲しい人材をとりにいく」方法と考えるとわかりやすいでしょう。
優秀なWebデザイナーを確保するなら、ダイレクトリクルーティングを利用した採用活動をおこなうのも効果的です。
スカウト型サイト
スカウト型サイトは、ダイレクトリクルーティングのなかで最も多く利用されている方法です。
ネット上で採用活動をおこなえるので、企業にとっても求職者にとっても効率的。
現在スカウト型サイトはいくつもあり、企業が登録者の経歴やポートフォリオを見てスカウトできる仕組みになっています。
知名度の低い企業でも、積極的にアピールしやすいため、採用にかける費用も大幅にカットできるでしょう。
リファラル採用
リファラルとは「委託」や「推薦」の意味で、社員の知り合いや紹介で採用をおこなう方法です。
社員からの紹介なので、信用度や評価がわかりやすいのがメリット。
社員から情報を聞くことで、ミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。
入社が決定した場合、社員にインセンティブを定めている企業もあります。
採用活動への予算が大幅にカットできるため、とても効率的な方法です。
SNS採用
SNS採用は、スカウト型サイトと似たダイレクトリクルーティングの方法です。
FacebookやSNSを用いてスカウトをおこないます。
利用者すべてが求職者ではないため、多少時間コストはかかってしまいますが、運が良ければ隠れた人材を確保できる手段です。
SNSをチェックすれば、人物像までわかります。
時間はかかってしまいますが、一番予算のかからない方法です。
「会社が選ばれる」を意識した採用活動を
Webデザイナーの採用は、「企業側が選ぶ」のではなく「企業側が選ばれる」といっても過言ではないでしょう。
Webデザイナーの需要が高まっているため、求職者は企業を比較した上で応募先を考えています。
そのなかで、どれだけ魅力的にアピールできるかが大きな鍵です。
優秀な人材を確保するために、求職者がどんな企業を求めているか考えてみると良いでしょう。
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株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温
マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。
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