ビジネスにおいて、アンケートを実施する機会は相当数存在します。

首尾よくアンケートを実施できれば、今後において有益なデータが得られるでしょう。とはいえ、自力でアンケート用紙を作成するのは、意外にも業務負荷がかかるものです。

また「アンケートの作り方や取り方、流れがわからない」という担当者も多いでしょう。本記事ではアンケートで役立つ無料テンプレートや、アンケートを実施する流れや注意点について解説します。

初心者向け！アンケート作成から集計までの流れ

とはいえテンプレートがあっても、「実施する流れが把握できていない」というケースもあるでしょう。基本的にアンケート業務は、以下のような流れで進行します。

1. 1.アンケートの実施目的を決定
2. 2.アンケートの取り方を決定
3. 3.サンプルや見本をベースとして設問内容の決定
4. 4.アンケート用紙（もしくはWebアンケートフォーム）作成
5. 5.アンケートの配布・回収
6. 6.回答結果を集計し、分析する

それでは、それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。

アンケートの実施目的を決定

最初に、「アンケートを実施する目的」を考えましょう。アンケートを通して、

• 何を聞き出したいのか
• どんなデータが欲しいのか
• データは最終的に、何へ役立てられるのか

といった点を明確にしておく必要があります。

どんなデータが必要なのか分からなければ、設問項目を正しく決定することもできません。

アンケートの取り方を決定

続いて、アンケートの取り方について考えましょう。

アンケートの取り方は、基本的に紙かWeb形式のどちらかです。

Webアンケートであれば印刷費用や紙を持ち運ぶ手間が掛からないので、スムーズにアンケートを実施できます。

ただ、セミナーや研修をおこなう際は、紙形式を用いるケースも多いです。

回答者のWebシステムに対する理解度次第では、Webよりも紙形式を優先したほうがよいケースなど、例外も存在します。

サンプルや見本をベースとして設問内容を決定

続いて、設問内容を決定しましょう。ここで重要なのは、先ほど解説した「アンケートの目的」が果たされるような設問を設けることです。

欲しい回答が正しく得られるように、しっかりと作り込みましょう。基本的に使われる設問は、後ほど紹介するテンプレートやフォーマットで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

アンケート用紙（もしくはWebアンケートフォーム）作成

設問内容が決定したら、アンケートの用紙、もしくはWebアンケートフォームを作成しましょう。実際に作成する中で、回答者が回答しやすいフォーマットとして成り立っているかチェックするのがポイントです。

また、誤字や冗長表現なども使わないようにしましょう。WEBアンケート作成に関しては、多くの無料ツールも公開されています。

▼興味のある方は下記記事も参考にしてみてください。

【プロは知っている】WEBアンケート作成無料ツール比較13選

アンケートの配布・回収

次はアンケートの配布・回収のフローです。紙形式とは異なり、Webアンケートを利用している場合は回収の手間は要りません。

ただ、もし紙形式のアンケートを活用する場合には、回収する方法にも注意を払いましょう。

たとえば、

1. イベントが「社内研修」など、回答次第では会社からの評価が悪くなってしまう
2. 無記名式である

という場面でアンケートを実施した場合。

回答者が誰だか分かってしまう席配置や回収方法では、公平な回答を得られない可能性も出てきます。なので、紙形式のアンケートを実施する際は、回答者が不要なプレッシャーを感じる環境を作らないように気をつけましょう。

回答結果を集計し、分析する

アンケートが回収できたのち、集計および分析に移ります。ここで得られた情報が今後のビジネス活動に繋がってくるので、たいへん重要な作業です。

アンケートの集計では、

• 回答数をカウントし、回答率や尺度を割り出す「単純集計」
• 年齢や役職、男女や状況などのパーソナリティごとで集計し、レイヤー別での傾向を取り出す「クロス集計」
• 平均値・中央値・標準偏差・最小大値を取り出す「自由集計」

のうちいずれかが用いられます。集計方法によって得られるデータも大きく変わるため、必要なデータを取り出す際に適切な集計方法を取りましょう。

もちろん必要性があれば、両方の集計方法を実施するケースもあります。

▼アンケートの分析・集計については下記記事でも詳しく解説しています。

アンケート調査の分析手法を解説｜解析の考え方、おすすめの無料ツールも紹介

基礎的なアンケートの設問テンプレート（フォーマット）5選

下記では、安心して使えるアンケートのテンプレートを紹介します。そのまま文例をコピーしてアレンジすれば、すぐにでも利用可能。

下記5種のテンプレートを紹介いたしますので、どうぞご確認ください。

1. 1.顧客満足度（CS）調査に使えるテンプレート
2. 2.セミナー、シンポジウム向け！ イベント用テンプレート
3. 3.EQ把握に使える、従業員満足度アンケートのテンプレート
4. 4.BtoB企業向け、営業評価アンケートのテンプレート
5. 5.コンテンツやプロダクツの評価を知るためのテンプレート

1.顧客満足度アンケートに使えるテンプレート

顧客満足度を調査する際に使える、基本的なテンプレートです。このテンプレートをそのまま使用するだけでも、相当な情報量が得られます。

2.セミナー、シンポジウム向け！　イベント用テンプレート

シンポジウムやセミナーにおける基本的なテンプレート。セミナーの振り返りや、次回参加率を把握することが可能です。

3.EQ把握に使える、従業員満足度アンケートのテンプレート

きわめてシビアな扱いが求められる、従業員満足度アンケート。本人が特定されない範囲での設問となっており、回答しやすいデザインです。

4.BtoB企業向け、営業評価アンケートのテンプレート

営業評価を取るためのアンケート。

直接的に得られづらい、営業担当者への評価を総括的に把握できます。

5.コンテンツやプロダクツの評価を知るためのテンプレート

製品についてアンケートを取りたい場合は、上記アンケートが有効です。理由を記名式にすることで、マーケティング上重要な情報が回収できるようになっています。

アンケートテンプレートを無料配布しているおすすめ3社を紹介

「どうせテンプレートを利用するなら、完成された高品質なものを使いたい！」と考えるのも当然のこと。下記では、多様な場面で活用できるテンプレートを配布するおすすめ企業3社を紹介します。

1.優れたデザイン性が魅力｜Canvaのアンケートテンプレート

アンケートのテンプレートの中には、設問の紹介のみでなく、デザイン性を意識したテンプレートも多く存在します。

その中でも特におすすめなのが「Canva」で配信されているテンプレートです。

おしゃれでカスタマイズ性の高いテンプレートは、使い勝手抜群。アンケートのテンプレートを探しているなら、Canvaのものを採用するのも一つの方法と言えるでしょう。

Canvaのテンプレート紹介ページはこちら

2.やっぱり使いやすい「Excel形式」｜Microsoftのアンケートテンプレート

Microsoftの提供するExcel形式のアンケートテンプレートは、シンプルながらも非常に使い勝手の良いものが多いです。

アンケートの実施時には複数人が作業に関わることも考えられるため、多くの人が使えるExcel形式のものを採用すること自体にもメリットがあります。Wordで作成されたものも多くあるので、ケースバイケースで使い分けると良いでしょう。

Microsoftのテンプレート紹介ページはこちら

3.ビジネスシーンで使える｜まーけっちのアンケートテンプレート

まーけっちでは、「新規事業」や「オフライン集客」「PRリサーチ」など、様々なビジネスシーンに特化したアンケートをご用意しております。

上記の設問であげた内容をさらにブラッシュアップしたものになるので、良ければぜひ活用してみてください。

まーけっちのテンプレート紹介はこちらから

アンケート調査はテンプレ活用で効率的に進めよう

アンケートを作成する業務は、意外にもリソースが必要になります。一から自力で作るとなれば、相当な手間がかかってしまうもの。

効率的に調査を実施するためにも、多種多様なアンケートのテンプレートを上手に利用していきましょう！本記事で紹介したポイントをおさえて、きちんとアンケートの目的が果たされるようにしてもらえればと思います。

まーけっちは、アンケート実施の”全て”をサポートします

私たち、まーけっちは、

• 初期設計から分析に至るまでの一貫した理論
• 各アクションごとの専門知識とノウハウ

を持って、アンケート実施に関する”全て”の業務をサポートできる日本でも有数の企業です。

もしアンケート実施に不安を抱えられているのであれば、まずは私たちにご相談ください。

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◆戦略にリサーチにリソースが割けない！そんなときは？

戦略の意思決定を誤らないために、最低限重要なことだけを明確にできれば、
費用や時間がかからない簡単なリサーチでも十分です。

また、アンケートプロモーションでは、プロモーションと併せてリサーチをおこなうなど、リサーチとしてのコストをかけずに広告効果の補助として適切なリサーチ・マーケティングを行うことも可能です。

私達、株式会社まーけっちは、事業の成功に根差した、リサーチ・マーケティング支援を追及しています。
手法や戦略にご興味があるという方はお気軽にご相談下さい。
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◆代表プロフィール



株式会社まーけっち　代表取締役社長　山中思温

 

 

マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。


中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。

◎副業・フリーランス登録のご相談もお待ちしています！

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