デザイン・施策
Webデザインの流れを紹介!プロジェクトを管理してプロジェクトを進めよう!
2021.04.29
Webサイトを作る際に重要なのが、Webデザイン。
顧客を惹きつけるようなデザインは一目で顧客を自社サービスに取り組むことができます。
洗練したデザインによって顧客をファン化することによって、集客の効率をグッと上げることが出来るでしょう。
この記事では、Webデザインを作る流れについて解説していきます。
Webデザインを進めるうえでは、プロジェクト管理として全体像を把握することが重要。
プロジェクトの全体像や、顧客のニーズなどを的確に把握し、効果的なWebデザインを進めていきましょう!
なお、Webサイト制作時のストーリー戦略については別記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ホームページを作るWebデザインの流れ
ホームページを構成する要因の多くを占めるのが、Webデザイン。
Webデザインに対応することによって、Webページを閲覧した訪問者の印象も大きく変わってきます。
顧客に強い印象を植え付けて、サービス購入のアクションに繋げてもらうためにもWebデザインが必要。
洗練されたWebデザインは、顧客の第一印象を向上するために求められるでしょう。
Webデザインとは
Webデザインとは、Web上に表示されるWebページまたはWebアプリなどが画面に表示されるものをレイアウト、デザインすること。
例えば、新聞に挟まっているチラシや街中にある看板広告もデザインの一種。
Webデザインは、デザインの中でもWeb上で表現されるコンテンツのことを指します。
プロジェクト全体におけるWebデザインの役割
Webデザインはプロジェクト全体の一工程です。
システムに関わるプロジェクトとは、大まかに以下のフローで進められます。
プロジェクト全体の中で、Webデザインが果たす役割を考えながら作業を進めていくといいでしょう。
プロジェクトのフロー:要件定義⇨設計・開発(コーディング)⇨テスト⇨実装⇨運用・保守
Webデザインの工程
Webデザインは以下の工程で進んでいきます。
これらのWebデザインはワンストップで一人で行う場合もあれば、組織的に役割分担をしてこなす場合もあります。
それぞれの工程について、成すべきことを確認しながら作業を進めていきましょう。
Webデザインの工程:企画⇨設計⇨デザイン⇨モックアップ⇨コーディング
企画・要件定義
Webデザインを構成するにおいて、最も重要になるのが企画段階。
企画段階においては、どんな目的をもってデザインをしていくべきか、というゴールを定めます。
デザイン性の高い美しいWebアプリを作るのか、ユーザビリティの高いWebアプリを作るのか、集客力に長けたWebサイトを作るのか、様々な目標設定が考えられます。
企画段階での目標指針は、プロジェクト全体における進め方を規定します。
プロジェクトの進行途中で躓いた時、方針を修正したい時は企画段階に立ち返ってプロジェクト全体の指針を整理しましょう。
設計・デザイン
企画が完了したら、実際に設計を行っていきます。
企画の段階で定義した要件を実現するために、具体的にどのような方策があるか、ということを勘案していくのです。
PhotshopやIllustratorなどのツールを活用しながら、実際にどのようなデザインを設計していくのかというプランニングを進めていきます。
この時、企画段階で設定した目標の趣旨とズレていないことを確認しなければなりません。
モックアップ
モックアップ(Mockup)とは、「模型」と意味する言葉で、Webデザインの全体像を大雑把に書き記すものです。
設計・デザインしたアイデアに対して試作品を形にする目的で作成します。
Webデザインの全体像を可視化することにより、チームメンバーに方針を指し示すことが可能。
また、チームメンバーとイメージを共有することで様々な人の意見を取り入れることが出来ます。
コーディングの段階においても、どういうことが実現できるかというイメージの確認になるでしょう。
コーディング
コーディング(Coding)とは、デザインしたものを実際にWeb上に表示する技術のこと。
HTML、CSS、Java Scriptなど、設計したWebデザインを実現するための言語です。
動的なデザインを施す場合には、Java Scriptなど高度なコーディングスキルが必要になります。
大規模なWebサイト開発の場合、Webデザインのチームとコーディングの舞台を分けることも多いです。
レベルの高いデザイナーを目指すのであれば、コーディングの知識も一通り身に着けておいた方がいいでしょう。
Webデザインの実装
デザインの設計・コーディングまで終わったら実際にWebサイトやWebアプリに実装。
テスト環境などを用いて、実際にWebブラウザなどで想定通りの挙動をするかを点検します。
Webサイトへ組み込むためには、CMSなど他のツールと組み合わせて活用することも必要です。
実際のデザインだけでなく、どのようにWebサイトを運用していくかも考えながらデザインを進めていく必要があるでしょう。
運用・保守
Webデザインを実装したら、定期的な運用・保守のためにメンテナンスが必要です。
メンテナンスの内容としては、サーバーのメンテナンスやセキュリティ対策の設定など。
SEO対策を施している場合は、アクセス解析などのツールでフィードバックを行うことも必要です。
運用・保守は一度導入したWebデザインを継続的に利用してもらうために欠かせません。
絶えず運用と改善を繰り返すことでユーザーにとっても価値の高いサービスへと発展するでしょう。
Webデザインのスケジュール管理
Webデザインはプロジェクトとして行うものであり、スケジュールとして管理していくことが求められます。
企画の段階であらかじめ必要な工数や期間を洗い出しておき、プロジェクト進行中は定められたスケジュールに基づいてタスクを実行していきます。
Webデザインを構成するスケジュール管理にはどのようなものがあるでしょうか。
工程表の作成
Webデザインを進めるにおいては、工程表を作成することが重要。
やみくもに作業を進めるのではなく、あらかじめ決められた工程を策定しておきます。
プロジェクトの進行は、工程によって進めることで進捗の管理が出来るようになるでしょう。
タスクの洗い出し
プロジェクトを進めるにおいては、タスク(作業)を洗い出すことが必要。
どのようなタスクがあるか、どれぐらいの工数がかかるかということをあらかじめ定めておくことで、作業全体の管理がしやすくなります。
タスクスケジュール調整ツール
タスク管理をするためには、タスクスケジュール調整用のツールがおすすめです。
担当者の役割、各個人の課題や全体のスケジュールを管理することが出来ます。
プロジェクトの進行においては、プロジェクトメンバーと作業スケジュールを共有することが重要。
ツールなどを用いて、スケジュールを可視化することをおすすめします。
契約条件を確認する
Webデザインを進めていくうえで、他社と協力して進める場合は契約条件も確認しておきましょう。
注意するべき事項としては、契約期間、契約金額、責任範囲など。
契約した内容についての履行義務はもちろん、自社が不利にならないような契約条件を用意する必要があります。
Webデザインで注意するべきこと
Webデザインをする際には、いくつか注意するべき点があります。
Web上で発信する情報をいかに効率よく見せることが出来るかどうかが、Webデザイナーの腕の見せ所です。
注意するべき点をいくつか列挙していきます。
SEO対応
SEOとは、Googleなどの検索エンジンに対して、検索結果の上位となるようにする施策のこと。
多くの人が、何か物事を調べようとする時に検索エンジンを利用します。
検索エンジンから流入してくる顧客は相当数が存在し、検索エンジンの上位に表示されることは絶大なアクセス数向上の効果を期待できるのです。
SEO対応の具体的な方策としては、ユーザーに役立つ情報を示すことです。
Webデザイン上におけるSEO対応として有効なのが、必要な情報を的確に示すこと。
単に情報を羅列するだけでなく、重要ポイントを強調するようなデザインであることが望ましいです。
後述するUI/UXデザインなど、ユーザーにとってアクセスしやすい、利用しやすい点もSEOに重要なポイントです。
配色
Webデザインの重要な構成要素になるのが、配色。
配色をどうするかによって、Webページを訪問した人の印象もガラッと変わります。
人の視覚を制することによって、顧客の興味・関心をグッと惹きつけることが出来るのです。
例えば、青を基調としたデザインを施すと「洗練されている」「清潔である」という印象を与えることができるでしょう。
レスポンシブ対応
スマートフォンが普及するにつれて、Webページのレスポンシブ対応が注目されるようになりました。
レスポンシブ(Responsive)対応とは、異なる複数の機器でWebページなどを閲覧しても表記が変わらないように対応すること。
具体的には、PCやスマートフォンなどといったいずれの機器でも問題なく表示出来るように対応することを指します。
レスポンシブはユーザビリティにも繋がります。
Webデザインを行う際には、あらゆる方法でアクセスしても、提供する情報が変わらないように努めることを意識しましょう。
UI/UXデザイン
UI・UXデザインとは、ユーザーインターフェースやユーザー体験を通じて、「使いやすい」デザインであるという考え方。
高機能なアプリであっても、操作性が悪かったりするとユーザーは使ってくれないかもしれません。
使いやすいインターフェースを実装することにより、ユーザーにとって価値ある体験を提供することが求められます。
IoTの活用
UI/ UXデザインの活用法としては、IoTと組み合わせた技術が注目されています。
IoTとは、Internet of Thingsの略称であり、モノをインターネットに接続することにより、便利にモノを使えるようにする技術のことです。
冷蔵庫などの家電を例に取ると、冷蔵庫をIoT化することによって冷蔵庫内の室温が管理しやすくなったりします。
IoTはUI/ UXデザインの考え方と近しいものがあり、ユーザーに利便性を提供することで良質な経験を提供出来る仕組みになっています。
CMS組み込み
Webデザインにおいては、CMSなど他システムに組み込むことも想定されます。
CMSとは、Webコンテンツを動かすためのソフトウェアのこと。
ノーコードツールと呼ばれるツールの一種であり、コーディング知識を必要としないWebデザインが可能になります。
組み込みの際には、実際に運用して動かしてみることが重要。
作成したWebデザインを実際にCMSなどに組み込んでみて、想定通りに動くことを確認しましょう。
Webデザインの流れを管理しよう!
Webデザインの流れについて見ていきました。
プロジェクトを進めるにあたっては、全体像を把握することが重要。
企画の段階で、プロジェクトを進める指針について定めておき、ブレない指針をプロジェクトメンバーと共有することが求められます。
設計が出来たらモックアップ、コーディングと行い、実際にWebページが動くかどうかを確認。
運用・保守フェーズでは、ユーザーに効果的にWebページを利用してもらうための改善策を施します。
また、Webデザインは単に情報が見れればいいというものではなく、レスポンシブ対応やUI/UXデザインを意識した使いやすいデザインにすることが求められます。
ユーザーにとって価値の高いWebデザインとなるべく、Webデザインの流れを事前に確認しておきましょう。