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市場調査を委託するおすすめ会社の選び方!失敗しないマーケットリサーチを!
2023.07.10
「市場調査」とは、ターゲットとなる顧客や消費者から情報を収集し分析することで、「マーケティングリサーチ」とも言います。
しかし、時間や手間がかかってしまい、市場調査を自社で行うのは難しいという企業も多いです。
「市場調査をしてくれる会社の選び方とは?」「自社に合うのはどのような会社なのか?」と迷ってしまう企業も多いでしょう。
市場調査をする会社の選び方や、おすすめの会社についてまとめました。
市場調査をする会社の選び方
市場調査は顧客のニーズを理解したり、市場動向を把握するために必要不可欠です。
ビジネスを成功に導くための大切なステップとなるために、市場調査をする会社は慎重に選ばなくてはいけません。
市場調査をする会社を選ぶ際のポイントは、以下のような項目が挙げられます。
- 調査方法や目的で選ぶ
- 納期・納品物で選ぶ
- モニター数・モニター層で選ぶ
- 導入実績で選ぶ
- 料金で選ぶ
これらのポイントについて、詳しくご紹介します。
調査方法や目的で選ぶ
市場調査の具体的な調査方法には、「定量調査」と「定性調査」があります。
2つの調査方法の違いを比較すると、以下のような違いがあります。
定量調査 | 定性調査 | |
---|---|---|
分析データ | 数値データ | 数値化できないもの (絵・写真・態度・言葉など) |
調査対象 | 多数が対象 | 少数が対象 |
目的 | 課題・仮説の検証 | 課題・仮説の抽出 |
主な手法 |
|
|
数値化させる定量調査
定量調査とは、数値化できるデータを集めて分析するための調査の方法です。
ネットリサーチや会場調査というように、大人数に向けたリサーチが可能で、課題や仮設の検証を行う際に向いています。
定量調査をすると、実際の市場がどうなっているのか、マーケティング施策の効果を確認できます。
「明確なスコアがほしい」「最終判断をしたい」というタイミングで行われる市場調査となります。
リアルな声を集める定性調査
定性調査は、数値化されたデータではなく、リアルな声を集めたい時に実施される市場調査です。
1対1のデプスインタビューや4~6名程度のグループインタビューをして、行動や感情の背景にある潜在的なニーズを調査できます。
数字では表せないものを調査していくので、課題や仮設の抽出といったタイミングで効果のある調査となります。
「生の声をききたい」「発見したい」という悩みに対し、顧客のリアルな反応を得られるでしょう。
定性調査の場合は対象者が本当に欲しいデータをもっていないという場合もあり、対象者の設定が難しいという難点があります。
納期・納品物で選ぶ
市場調査を行った後の納品物や納期は、市場調査をする会社によって異なります。
できるだけ早く結果が欲しい場合には、ローデータでの納品にして費用も抑えるという方法もあります。
時間をかければいいと断言するわけではありませんが、やはり時間をかけた方が丁寧な調査をしていたり、充実度の高い納品物が期待できる傾向にあります。
調査結果の納品については、ローデータやクロス集計のみの納品にするのか、インフォグラフィックの作成まで依頼するのか、といったところまで考えておくといいでしょう。
セルフ型かサポート型か
市場調査のサービスの提供範囲は「セルフ型」か「サポート型」かといった分類があります。
「セルフ型」とは、基本的にアンケート調査のみを実施するスタイルです。
納品までのスピード感があり費用は抑えてありますが、自社でデータの集計や分析を行わなければいけません。
「サポート型」とは、市場調査の一連の流れを任せてしまうスタイルです。
調査票の作成・調査の実施・回答の収集・データの分析までの流れをプロに委託できますが、時間と費用がかかってしまいます。
モニター数・モニター層で選ぶ
市場調査をして希望する調査結果を得るためには、適したモニター数やモニター層を選ぶ必要があります。
モニター数はもちろん、男女比や年齢層や職業といったモニターの属性も重要な要素となります。
適切な性質やライフスタイル、傾向を持つ人達に市場調査をしないと、マーケティング施策で利用できないデータを集めてしまうことにもなりかねません。
導入実績で選ぶ
導入実績が豊富で、社数や社名を公表している会社を選ぶようにしてみましょう。
市場調査に協力してくれる回答者のなかには質の低い回答をする人がいるのも事実です。
しかし導入実績が豊富な会社であれば、そのような回答者に対する対策を行っています。
無効な回答や重複した回答をするような回答者ではなく、質の良い回答者に依頼をしてネットリサーチの質を保っている会社を選ぶようにしましょう。
料金で選ぶ
低予算で市場調査をしたいという声があるのは当然ですが、安いだけで選ぶのは望ましい選択とはいえません。
先述した通り、市場調査は納期の早さや納品物の質が料金に影響します。
またモニターの数が多くなると料金に比例するというパターンもありますので、より大規模な調査をしたい場合には費用がかかってしまうのも仕方がないかもしれません。
必要としている調査を無駄なくできる会社を選んで、費用面でも無駄のないように市場調査ができるのが理想といえるでしょう。
【参考記事】
市場調査の費用相場とは?費用相場が変動する要因や市場調査を依頼する際のポイントについても徹底解説
市場調査のメリットとデメリット
新商品の開発やPRに欠かせない市場調査ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。
- 市場調査のメリット
- 市場調査のデメリット
市場調査のメリット
市場調査を行う主なメリットは、こちらです。
- 短時間で情報を集められる
- 大規模な調査ができる
- 効率的な商品開発ができる
短時間で情報を集められる
ネットリサーチであれば、アンケートの作成から回答の収集までオンラインでできてしまいます。
市場調査専門の会社であれば、適切なモニター数や属性もすぐに集められますので、スピード感があります。
分析作業も効率的にできるので、短時間で質の良い市場調査が可能となりました。
定量調査はアンケート形式でスピード感もありますが、定性調査になるとインタビューといった特性上、比較的時間がかかると覚えておきましょう。
大規模な調査ができる
市場調査は全国のモニターを対象にアンケートをとれます。
モニター側もスマホやパソコンがあれば参加できるので、広範囲で大規模な調査が可能です。
住んでいる地域は国内だけでなく海外も視野に入れられますし、年齢層や趣味趣向も幅広く調査ができます。
効率的な商品開発ができる
「開発中の商品やサービスが受け入れられるのか」「顧客のニーズはどこにあるのか」といったリアルな声を収集できるので、効率的な商品開発ができるようになります。
また商品のブランディングやプロモーションにも活用できますので、市場調査の結果はマーケティングに直結するといえるでしょう。
競合他社の状況や新しいトレンドといったデータの収集にも役立ちます。
市場調査のデメリット
市場調査を行う主なデメリットはこちらです。
- モニターの属性に偏りがでる場合がある
- データの信頼性に欠ける
モニターの属性に偏りがでる場合がある
ネットリサーチはスピード感や大規模調査に向いていますが、きちんと市場調査の会社を選ばないと属性に偏りがでてしまう場合があります。
市場調査をする目的の属性モニターを集められるのか、目的の情報を集められるのか、といった基本的な部分を見極めなくてはいけません。
調査の内容によって適した市場調査をしてくれる、モニターの世代に合わせた調査方法をしてくれる会社を選びましょう。
データの信頼性に欠ける
ネットリサーチやアンケートの場合だと、謝礼目的の回答者も存在します。
中には悪質な回答や虚偽の内容が含まれているというケースもあるので、データの信頼性に欠けるケースも出てくるでしょう。
導入実績のある会社を選ぶようにすると、質の高い回答を得られるでしょう。
市場調査をする大手会社5社
市場調査をしている大手会社を5社ご紹介します。
- 株式会社クロス・マーケティング
- 株式会社インテージ
- 楽天インサイト株式会社
- 株式会社マクロミル
- アイブリッジ株式会社
株式会社クロス・マーケティング
株式会社クロス・マーケティングは東京新宿区に本社があり、大阪と名古屋には営業所があるマーケティングリサーチ会社です。
アンケート調査を得意としていて、ネットリサーチやLINEリサーチなどのオンライン調査、グループインタビューなどのオフライン調査もしています。
調査のみの場合には最短2日でローデータでの納品が可能なので、スピード感を求める場合にも対応できます。
本調査料金は90,000円~で、リーズナブルな値段も特徴です。
株式会社インテージ
マンナンライフ株式会社や花王株式会社といった大手の企業の導入実績があるのが、株式会社インテージです。
マーケティングリサーチのパイオニアとして、取引数は5,000社以上になります。
パネルリサーチを得意としていて、顧客の買い物データといったリアルな情報を得られます。
楽天インサイト株式会社
楽天インサイト株式会社は約220万人の大規模自社パネルを所有しており、楽天グループだからできる大規模調査が可能です。
これだけの大規模調査が可能だとニッチな商品の市場調査も可能で、年間1500社以上の企業が導入していています。
ネットリサーチは82,000円~と、リーズナブルな価格設定も特徴です。
株式会社マクロミル
東京都港区に本社をもつ株式会社マクロミルは、230万人以上の登録会員がいるモニタサイトを通じてリサーチができます。
日本の年間取引社数は2,000社で、プロジェクト数は35,000件以上と実績は国内トップクラスになります。
リサーチだけでなく、マーケティング支援も提供しています。
アイブリッジ株式会社
大阪に本社をもちながら東京品川区にオフィスを構えるアイブリッジ株式会社は、日本全国450万人のアンケートモニターから市場調査ができます。
エースコック株式会社や京成電鉄株式会社といった有名企業も導入実績があります。
通常リサーチは40,000円という格安価格でアンケートが可能です。
市場調査をするなら「まーけっち」
「どのようなリサーチをすればいいのかわからない」「ターゲットへのアプローチ手段がわからない」とお悩みの場合には、まーけっちでの市場調査を検討してみてください。
まーけっちには、以下のような特徴があります。
- 800万人のユーザーネットワーク
- 市場調査から商品PRまで
- 高品質の市場調査を低コストで
800万人のユーザーネットワーク
まーけっちは800万人のユーザーネットワークがあり、大規模なプロモーションリサーチが可能です。
市場調査を行う上で最も重要ともいえる、モニターの属性をさまざまな切り口で抽出できます。
自社で抱えているユーザーだけでなく、提携社も含めたユーザーネットワークがあるから実現できる数になります。
行動データや心理データも連携できるので、潜在的なユーザーニーズも抽出できます。
市場調査から商品PRまで
一般的な市場調査ではアンケート結果を自社分析し、マーケティング活動に活かしていきます。
しかしまーけっちの市場調査では、対象者にSNSでの口コミ拡散や、レビュー書き込みへの誘導も行っていきます。
時間をかけずに顧客のニーズを把握するだけでなく、自然で効率の良いPRにまでつなげていきます。
またリアルな評価で課題を把握したり離脱課題も明確になるので、課題改善までの最短ステップが明確になります。
高品質の市場調査を低コストで
まーけっちの市場調査は、目的に合わせた調査が可能です。
- お試しリサーチ2万円
- SPEEDプロモーション
- 戦略&KPI 徹底改善プラン
なによりもスピード感を重視したいという場合の市場調査では、SPEEDプロモーションプランで最短1日での納品が可能です。
厳選5問と質問を絞って、欲しい情報だけを的確に見える化します。
戦略&KPI 徹底改善プランは、本格的な市場調査を希望する場合のプランとなります。
リーズナブルなお試しリサーチプランもありますので、規模や目的に合わせた市場調査が可能です。
自社の戦略に合う市場調査を
市場調査を行っている会社は多数あり、それぞれ得意な方法や納品の形が違います。
調査の方法や導入実績に違いがあるのはもちろん、モニター数やモニターの層も異なるので自社に合う会社を選ばなくてはいけません。
市場調査で得られた情報は、商品開発やマーケティング戦略にフィードバックできます。
商品開発前だけでなく、発売1年後や売り上げが落ち込んだタイミングでも市場調査を行い、動向や変化も確認しながら継続的に利用していくといいでしょう。