デザイン・施策
【2021年版】LP制作の相場を調査!費用の違いや制作会社の選び方を解説
2021.01.23
LP制作は様々な業者が行っていますので、外部に依頼することも選択肢の一つ。
しかしLPはクリエイティブな制作物であるため、制作会社のホームページをみてまわってもイマイチ相場は分からないもの。
本記事では独自に調査した、LP制作の相場をお伝えします。
相場を把握することで、適正価格でLP制作を依頼できる知識を身に付けておきましょう。
LP制作の相場は求めるサービス内容によって異なる
LPの制作会社は沢山あり、
- どこに依頼するか
- どんなLPを作りたいか
- LPの改善まで依頼するか
- マーケティングのサポートまで外注するか
といった違いによって、10万円以下〜50万以上ほどの幅感で費用が変わります。
選び方としては費用から逆算して制作会社を決めるケースもあれば、費用など気にせずに自社が求めるLPを制作してくれる制作会社を探すことも可能。
LPに関する考え方はそれぞれ異なるものかと思いますが、一方で、LP制作の費用は幅広いものです。
そのため費用に応じた制作業者を見つけることが可能です。
価格帯別にLP制作サービスの違いを解説
LP制作を外注する場合、どこまでの要素を納品物に求めるかによって価格は大きく変わります。
ここでは、外注にかかる費用別にサービス内容の違いを解説していきます。
10万円以下
10万円以下でもLPの制作を請け負っている制作会社もあります。
また、クラウドサービス等を活用することで個人・フリーランスに依頼することも可能ですが、多くが「とりあえずLPを」といったものです。
細かい要望は聞いてもらえず、あくまでもテンプレートに則ったLPとなりますのでオリジナリティが出せません。
そのため、デザイン面にて他社との違いを出すことは難しいです。
また、あくまでもLPのみの提供となっていますので、その後の運用、効果測定、サポート等もついていません。
予算を考えると節約志向だったり、あるいは初めてLPを持つ企業向けに感じるかもしれません。
しかしLPのみの提供である点を考えると、むしろ初心者の運用は難しいでしょう。
制作後のカスタマイズが前提
10万円以下という費用相場はコストパフォーマンスを求めるのであれば決して悪いものではありませんが、そのLPですべてをこなすのは難しいです。
あくまでもベースとして制作してもらい、運用やカスタマイズ等は自らを想定。
そのため運用に関してはカスタマイズ前提として考えた方が良いでしょう。
もちろんそのままでも運用できるのですが、普遍的なLPですので、LPが大きな訴求力をもたらしてくれることはありません。
10万円から30万円
10万円以下の相場で制作してもらえるLPと比較すると、ある程度のデザインやコンテンツ構成が依頼できます。
テンプレートに沿ったものではなく、ある程度オジリナルのLPとなりますので、独自色を出すことも可能です。
制作の全てをやってくれるわけではない
10万円以下の費用相場と比較すると独自色のLPの制作依頼が可能ではあります。
しかし、制作の際の原案・基本コンセプト等は自らで考えなければならないケースも多いです。
また、運用に関してはオプションとして追加料金がかかるケースも。
それでもある程度オジリナルのLPを持てる点はメリット。
他社と差別された、独自のLPをと考えているのであれば少なくともこの相場の制作会社を頼ってみるとよいでしょう。
30万円から50万円
この相場となると、本格的なLPの依頼が可能です。
また、LPの制作だけではなく、顧客・競合調査といったコンサルティング。
さらにはデザイン原案なども面倒を見てくれることでしょう。
デザインに関してもテンプレートを改良するのではなく、独自色の強いLPの制作も可能です。
制作後の対応範囲については事前に確認しておくべき
30万円から50万円の相場ともなれば本格的なLPの依頼が可能ではありますが、制作後の対応に関しては制作会社によって異なります。
費用に含んでいる所もあれば、オプションとして別途費用がかかるところも。
そのため、話し合いの中で公開後の修正やアフターフォロー等、どこまでが費用の範囲なのかを確認しておきましょう。
50万円以上
LPの制作費用相場としては最も高額なものになるとあって、本格的なLPはもちろんですが、公開後のサポート体制も整えられています。
また、競合調査等、コンサルタントとしても力を発揮してくれるところ。
さらにはCVR以外にも様々なデータを見せてくれたりと、安い相場の制作業者よりもサポート面が手厚いです。
自社独自のLPだけではなく、CVRにこだわりたい場合。
さらには公開後もパートナーとして様々なアドバイスをもらいたい。
そのような場合の選択肢はこの費用相場の制作業者を選ぶとよいでしょう。
LPの制作を依頼できる事業者
LPの費用相場である程度どのようなLPができるのかやサポート体制が見えてきたことでしょう。
次に重視すべきは、どこに依頼するのかです。
それぞれ費用が異なるのはもちろんですが、付き合い方。
そしてLPのクオリティ、アフターフォロー等が変わりますのでこれらも覚えておきましょう。
フリーランス・個人事業主
フリーランスや個人事業主にLPを依頼する場合、クラウドソーシング等を活用したり、あるいは人脈からとなるでしょう。
しかし、そういうった個人事業主のレベル・力量は様々です。
特に昨今、行政が副業を推進していることもあり、クラウドソーシングの登録者は増えています。
興味本位だったり、チャレンジ目的で事業を始めた副業者もいます。
そのため、個人事業主やフリーランスは数そのものは多いですが、力量は様々です。
長くフリーランスとして活躍している人もいれば、フリーランスになりたて、あるいは登録したばかりという人など様々です。
実績と信頼性を見極める
フリーランスや個人事業主にLPを依頼するのであれば、実績を見せてもらいましょう。
また、信頼できる相手なのかも大切です。
費用だけ支払ったものの、成果物がなかなか完成しないようでは事業そのものに支障をきたすことでしょう。
その点ではそれまでの実績もさることながら、連絡や報告等、社会人としての常識を弁えているのかもチェックしておきましょう。
フリーランスや個人事業主にLPを依頼するメリット
フリーランスや個人事業主は制作会社と比較すると比較的費用相場が安いです。
高い技術を備えた個人事業主やフリーランスを見つけることができれば、高いコストパフォーマンスとなることでしょう。
中小やベンチャー企業
中小・ベンチャー企業は意欲的なところが多いです。
LPの依頼を「成果物を出す」だけではなく、それを実績にさらに多くの受注を取る。
そんな野心を持っている所も多いので、様々な提案をしてくれることでしょう。
但し、まだまだ実績が乏しいケースも多いので、言葉でのプッシュが果たして本当に実現できるのかという疑問も抱くことでしょう。
中小やベンチャー企業に依頼するメリット
中小やベンチャー企業は自社の成長も重要視しています。
そのため、多少費用を度外視してでも実績を積みたいと考えている所も。
結果的に割安でLPの制作、さらにはサポートを行ってくれるところもあります。
逆に、とにかく利益をとの焦りからリソース以上の案件を請け負ってしまい、おざなりな対応となってしまうところも。
その点では、中小やベンチャー企業というくくりではありますが、それぞれ事情が異なります。
依頼を考えているのであれば内情もしっかりとチェックしておくと良いでしょう。
大手企業
大手企業はLPの実績が豊富な点に加え、スタッフも豊富に抱えています。
また、大手としての看板がありますので信頼性も高いです。
納期厳守はもちろんですが、データの漏洩リスクもありません。
口約束だけで進めるのではなく、どこまで業務として遂行するか、しっかりと契約書をまとめてくれることでしょう。
それまでの実績の提示も可能なら、LP制作後の修正やアフターフォロー、コンサルティングなど、LP制作を含め、様々な点からのサポートが可能です。
大手企業に依頼するメリット
LP制作を大手に任せるメリットはトータルサポートです。
LPを依頼したいと考えた時、本来の目的は「LPによるCVR獲得」。
つまりは売り上げアップなはずですが、大手企業であればその点を熟知しています。
そのため、LP制作のみならず、どうすれば売り上げそのものをアップできるのかからサポートしてくれることでしょう。
但し、フリーランスやベンチャー・中小企業と比べて制作費用相場は高めです。
LPの制作の相場料金に幅がある4つの理由
LPの制作相場は様々です。
ではなぜ費用に差が出るのか。
この点を覚えることで、どこにLPを依頼すると良いのかも見えてきますので、費用相場の違いの理由についても把握しておきましょう。
①制作環境
フリーランスや個人事業主の場合、主に自宅での制作となるでしょう。
しかし、中小ベンチャー、さらには大手企業の場合はオフィスを構え、かつ多くのスタッフが制作に携わります。
LPの制作会社としてもある程度の採算ラインを設定していますが、個人事業主やフリーランスの場合、オフィステナント料や人件費が最小限です。
そのため、安価に設定することができます。
②実績
実績のある制作会社の場合、いわば技術料・顧問料として高く設定しているケースもあります。
特にCVRの獲得実績など、数値で示すことができる実績を持っている制作会社は、自社で独自のノウハウを持っています。
そのため少々強気の費用設定となっており、同業者の相場よりも若干高めに設定しているケースも珍しくありません。
実績は必ず確認しておこう
LP制作会社の実績は必ず確認しておきましょう。
この点は相手の規模を問いません。
特に同業種での実績は貴重です。実績豊富ではあっても、依頼したい商品やサービスに関しての実績がない場合、実績通りの効果が見込めるとは限りません。
逆に全体的な実績は決して多くは無いとしても同業種の実績が豊富であれば、依頼するに足る制作会社と考えられます。
LP制作に関して、資料をもらってLPを作るだけなのか、あるいはサービスや商品への理解が深い業者がそれまでのノウハウを発揮してくれるのか。
これにより、CVRも大きく異なることでしょう。
③サポート範囲
どこまでサポートするのかによってもまた、費用が変わります。
LPを作るだけなのか、修正程度には応じてくれるのか。
あるいは効果測定やアクセス解析など、コンサルティング的なサポートまで行ってくれるのかによって費用は大きく異なります。
一般的に、費用相場が安い場合、LP制作のみです。
アフターフォローもなければ、LPそのものもテンプレートを改良した独自性の低いものになります。
一方費用相場が高い場合、独自のLPで、かつ様々なサポートを行ってくれます。
④独自性
安い費用相場の場合、LPは基本的にはテンプレートを軽く改修した程度で、オリジナリティが皆無です。
この場合、LPは短時間で作成できますので大量生産が可能で、それこそ数日で完成してくれる制作会社もあります。
逆にオリジナリティの強いLPの場合、構成案やデザインの構築など、打ち合わせでもそれなりの時間が必要ですし、LP制作時間も1週間から3週間程度はかかります。
LP制作を依頼する制作会社の選び方のポイント
LP制作の費用相場が様々で、かつなぜ費用に幅があるのかが分かっていただけたのではないでしょうか。
それらを受け、どこにLP制作を依頼すべきなのか、ポイントをまとめてみました。
①どこまでサポートしてくれるのか
LP制作の目的はCVRなど目的があるはず。
そこで、どこまで目的のためにサポートしてくれるのかは重要な判断材料です。
但し、至れり尽くせりで様々なサポートを行ってくれる制作会社が良いとは限りません。
例えばLP制作のノウハウはないものの、運用ノウハウを持っているのであれば安い相場にて、LPを制作してもらうだけで良いでしょう。
予算に糸目をつけず、とにかく高いCVRにこだわり、質の高いLPが欲しい。
その場合は実績も豊富でアフターサポートも充実している大手に依頼した方が良いでしょう。
つまりは自社が求めるサービスにマッチしているのかが重要です。
LPは公開・運用がスタート
制作会社にとってはLPの完成・公開がゴールです。
しかし、LPを依頼した側はLPの公開がスタートです。
特に修正はどうしても出てくるものです。
また、CVR率などにもこだわるのであればデータの解析は必須。それらを求めるのであればアフターサポート・フォローが必須と考えてよいでしょう。
②自社事業への理解や実績はあるのか
自社事業への理解や実績も重要なポイント。
いくら豊富な実績を持っているとしても、自社事業や関連業種に関する実績がない場合、残念ながら未知数と言わざるを得ません。
商品はそれぞれ特性が異なりますので、ターゲットも異なれば最適な戦略も変わります。
また、業界への理解はLPの質を左右します。
訪問者がLPを見た時、「どこにでもある情報しか掲載されていない」と思うか。
あるいは「ここにしか掲載されていないことがある」と思うかは、制作業者の業界への知識・造詣次第です。
制作会社に資料を渡すとしても、資料だけで判断するか、あるいは理会が深く資料を渡さなくともある程度理解してくれている業者が制作したLP。
閲覧者の印象は大きく異なることでしょう。
③聞く耳を持ってくれているのか
LP制作の際、依頼者側の声をどれだけ聞いてくれるのかもまた、重要な部分です。
この点は費用相場も影響しています。
基本的に、高い費用を設定している制作会社の方が、依頼者側の声に対しても柔軟です。
この点に関しては姿勢の問題よりも、むしろ技術的な問題です。
安価な相場の場合、テンプレートを多少弄る程度でしかありませんので、依頼者の要望に対して柔軟な姿勢が取れません。
また、あれこれ聞いていては費用対効果が悪くなることから、あくまでも「これだけしか行わないから相場も安いです」というスタンスです。
もちろん安い費用相場の制作業者の全てが聞く耳を持っていないわけではありませんが、ほぼ費用に比例しています。
聞いてくれるかはもちろんマッチしているのか
依頼者の声に耳を傾けてくれるのかも大切ですが、応えてくれる要望がどれだけマッチしているのかこそ重要です。
例えば大手であれば様々なことを聞いてくれますが、そもそも特にリクエストがない場合、聞く耳を持っていないとしても大して困りません。
一方、要望が多々あり、自社の独自性を突き詰めたいのであれば、やはり聞く耳を持ってくれる制作会社の方が良いでしょう。
この点からもわかるように、「聞いてくれるから素晴らしい」ではなく、自社の要望と制作会社の答えられるラインが合致しているかがポイントです。
LP制作の相場を踏まえて自社にマッチした制作会社に依頼しよう
LPの制作依頼をと考えた時、まずはやはり費用相場を考えることでしょう。
しかし、費用相場以上に大切なことがいくつかあります。
もちろん予算は限られたものなので、要望通りのLPを制作してくれる会社の費用感とマッチしない可能性もあるでしょう。
そこでポイントとなるのは、制作会社の質と自社のニーズです。
決して高ければ良いということはなく、それぞれの費用相場でどのようなLPができるのかを把握しておくことで、予算とニーズに見合ったLP制作会社を見つけることができることでしょう。
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◆代表プロフィール
株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温
マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。
中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。
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