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売れるLPの作り方を徹底解説|4つの基本とポイントを抑えよう
2021.01.23
売れるLPにはいくつかのポイントがあります。
閲覧者・訪問者が魅力的だと感じるLPの多くには特定の共通点があるもの。
そこで、本記事では実際に売れるLPを作るためのポイントをご紹介。
これらを抑えて、売れるLPの作成を目指しましょう。
売れるLPを作る基本の4ポイント
売れるLPを作る基本となるポイントは以下の4つ。
- 1.流入元との整合性を取る
- 2.購買行動に至る消費者心理の逆算
- 3.商品のベネフィットを分かりやすく提示する
- 4.ユーザーにとって丁度良い情報量を考える
「売れるLP」とは、「CV(コンバージョン)が獲得できるLP」と定義することができるでしょう。
「商品購入」「問い合わせ」「新規会員登録」など、CVに設定するユーザー行動にも様々なものがありますが、ユーザーから特定の行動を引き出す力のあるLPは上記のポイントを考えて作られていることが多いです。
それぞれのポイントについて、以下で解説していきます。
1.流入元との整合性を取る
売れるLPを作る基本のポイントとして「流入元との整合性を取ること」があげられます。
- SNSやアプリに配信した広告からの流入
- GoogleやYahooに出向したリスティングからの流入
- SEOからのオーガニック流入
など、様々な流入元(チャネル)からLPにユーザーがアクセスする可能性が考えられるでしょう。
ここでおさえておきたいのは、あなたのLPをクリック(もしくはタップ)するユーザーは少なくとも「サービスや商品に興味を持ち、特定の期待を寄せている」ということ。
そのため「流入元の媒体に掲載されていた情報」と「実際のLPに書かれた情報」の整合性を取ることは非常に重要。
ユーザーが「騙された!」と感じてしまえば、商品が買われる可能性は限りなく低くなるでしょう。
2.購買行動に至る消費者心理の逆算
LPからのCVを増やしたいなら、購買に至る消費者心理を分析することは非常に重要です。
実際に特定の行動を起こすユーザーは、その行動を起こすまでにどのような心理変遷を経ているのか。
これが分かれば、想定した心理変遷に併せLPを構成することで、ユーザーが特定の行動に至る確率(=CVR)を高めることができます。
消費者心理を考える上では「ペルソナ」や「カスタマージャーニー」の考えも活用していくと良いでしょう。
購入に至るまで揺れ動く消費者の気持ちをガチッと掴むことが「売れるLP」を作る上で重要なポイントになります。
3.商品のベネフィットを分かりやすく提示する
売れるLPを作る上では、ユーザー・消費者にどのようなベネフィットがあるのかを提示することも大切なポイントです。
ベネフィットとは「その商品の特徴」ではなく「ユーザーが享受する具体的なメリット」のこと。
LPに来たユーザーに対して、商品の優れた点を伝えることも重要でしょう。
しかし「その商品を購入したことで具体的にどんなベネフィットがあるのか」をどれだけ強く伝えられるかが、CV獲得により強く影響します。
ベネフィットがより具体的で有意義なものであればあるほど、ユーザーが行動を起こす確率も高まるでしょう。
4.ユーザーにとって丁度良い情報量を考える
LPは商品・サービスをアピールする場です。
そのため、ついつい多くの情報を掲載しようと考えてしまいがち。
しかし、情報が多すぎると、閲覧者心理としては「面倒」「疲れる」「結局何を見ればよいのか分からない」と、ネガティブな気持ちになってしまいます。
逆に情報が少ないと、「ここだけでは分からないから他のページも見よう」と思われてしまい、せっかくの訪問者を他に奪われかねません。
この点の匙加減は難しいのも事実。特に閲覧者がどのラインを「適正」と考えるかはそれぞれ異なるものです。
色々な人の意見を取り入れ、LPの完成度を上げていこう
LPの公開前の段階で、いろんな人に見てもらうと良いでしょう。
公開前の段階になりますので同じ部署の人間など見てもらえる人間は限られているとはいえ、制作サイドはどうしても主観的になってしまいがち。
ましてや苦労して制作したLPであればあるほど、ついつい自己満足に浸ってしまうものです。
しかし、どれだけ苦労したのかではなく、LPに問われているのはあくまで成果が出るか否か。
苦労の量を誇るのではなく、多くの部内者に見てもらい、客観的な意見を頂戴するとよいでしょう。
結果、掲載情報の適正量も見えてくるはずです。
売れるLPに必要な要素とは?
売れるLPにはいくつか必要な要素があります。
ポイントとは別に、より具体的にどのような要素がLPをより売れるものへと導くのか、この点も押さえておきましょう。
第一印象で「悪い」と思われないこと
人間同様、LPも第一印象は非常に重要です。
どのようなものであれ、第一印象で印象のほとんどが決まってしまうケースは多いもの。
あなたがLPを見るときも、第一印象が悪ければスクロールせずに離脱することもあるでしょう。
第一印象は「良い」ではなく「悪くない」を目指す
第一印象から「良いな」と思われるケースというのは、実はさほど多くはありません。
もちろん第一印象で良いと思われるのが理想ではありますが、LP訪問者の価値観も様々です。
誰もが「良い」と思える第一印象のLPの制作は簡単ではありません。
そこで、考え方としては「良いLP」ではなく、「悪くはないLP」を目指してみるとよいでしょう。
狙いすぎて個性的なデザインにしてしまうと、好みが分かれます。
それよりも、多くの人が無難だと感じる第一印象を狙った方が、その後スクロールしてじっくりと閲覧してくれる可能性が高いです。
力んで好みが分かれるLPにするよりも、第一印象として残る部分。
具体的には文字の大きさや画像、色といったものはアクの強すぎる個性的なデザインよりも、無難を目指した方が良いでしょう。
個性を出すのは閲覧者が見てくれる、スクロール後、あるいはリンク先のコンテンツです。
起承転結ではなく結起承転で構成されている
一般的に、人に見てもらうものは起承転結が大枠とされています。
起きて承り、転んで結ぶ。
これが物語の構成としては一般的であると共に、見る側としてもすんなりと受け入れやすい、いわばテンプレートと言っても過言ではありません。
しかしLPに関しては起承転結ではなく、結起承転の方がより消費者に訴えかけるとされています。
そもそも、LPはLPを見てもらうことが目的ではありません。
閲覧者にアクションを起こしてもらうことが目的になりますので、起承転結ではアクションを促せません。
LPで紹介しているサービスを活用することで、何が得られるのかという結論。それが必要な理由、悩み。
その改善方法がLPで紹介しているサービス・商品になります。心理行動を踏まえると、LPでは起承転結ではなく、結起承転こそベターです。
実績や具体的事例
LPが紹介するサービス・商品を購入したことでどのようなメリットがあったのか、他の購入者の口コミなど具体的な事例を紹介することで、閲覧者にアピールできます。
閲覧者心理として、LPでメリットがたくさん掲載されていたとしても「このサイトに記載されていることは本当なのか」という疑問があります。
しかし、具体的な事例を記載することで、メリットをより具体的にイメージし、購入・消費意欲を喚起します。
リアリティのない事例は逆効果になる可能性も
近年の消費者は口コミを目にする機会も増えているため、目が肥えています。
そのため、リアリティのない事例は、かえってサービス・商品に怪しい印象を抱かせてしまうことにもなりかねません。
そのため、利用者の実績・事例はより具体的なものが求められます。
匿名性の高い事例であればあるほど、「本当なのか」と疑念を抱かれ、かえって逆効果になってしまうこともあると覚えておきましょう。
FAQなどによる疑問の解決
LPでは最後にFAQを用意し、LPだけではカバーしきれない疑問の答えを提示しておくとよいでしょう。
LPは自由ではありますが、先にもお伝えしたように、あまりにも情報量が多いと訪問者の閲覧意欲をそぐことにもなりかねません。
そのため、しっかりとアピールしたい部分ではなく、付加価値的にアピールしたい部分はFAQとしてまとめてしまうのも良いでしょう。
むしろFAQでまとめた方が、閲覧者としても様々な疑問を一つのページで解決できます。
FAQはシンプルに
FAQはできる限りシンプルな方が良いでしょう。
分からない問題の解決のためのページが、難しい言葉や言い回しばかりでは、訪問者の閲覧意欲を削ぎます。
これで改善!売れないLPから売れるLPに
せっかくLPを作成し、公開したもののなかなか売り上げに繋がらない場合、そのまま放置しておいても売れるLPへと変わる可能性は低いです。
何らかのテコ入れが必要になりますが、改善すべきポイント、つまりは売れないLPが放置しがちな問題点も覚えておきましょう。
ユーザー心理を考えよう
LPの目的は制作ではないはず。
訪問者に見てもらい、なおかつサービス・商品の申し込みや成約を狙うものです。
つまり、消費者心理は無視できないものです。LPを見た消費者が何を思うのかを考えなければならないのは言うまでもありません。
しかし、LP制作側としては苦労した分、どうしても主観が入ってしまいます。
「苦労したのだからきっと良い結果になる」「頑張って作ったからきっとCVも増える」
このような気持ちを抱いてしまいがちですが、訪問者にとってはそのような苦労は知りません。
完成・公開されたLPを見て、魅力的かつ自分の求めているものであれば購入・利用してくれるでしょう。
しかし、消費意欲を喚起できなければCVにはつながりません。
独りよがりではくユーザー目線を考えよう
売れるLPは、ユーザー目線をこれでもかと考えています。
LPのデザイン構成といった大まかなものだけではなく、ボタン配置、入力フォームの入力項目数。
スクロールした際の表示領域など、ユーザー目線を徹底的に意識しています。
ページ構成やデザインに意図がある?
売れないLPは、独り善がりなものも多く見受けられます。
ユーザー心理を考える点に相通ずる部分もあるのですが、売れるLPはページ構成やデザインにも理由があります。
なぜその色なのか、なぜその文字の大きさなのか。売れるLPはこれらを説明できることでしょう。
「何となく」「いい感じだった」といったフィーリングに頼ったものではなく、そこに意図が隠されているものです。
ユーザーからの視線はもちろんですが、ユーザーをどのように誘導したいのか。
ページ構成に意図のあるLPは、CVRも高くなる傾向にあります。
作って終わりではなく作ってからがスタート
LPは公開して終わりではありません。
確かに製作者サイドとすると、公開こそゴールではありますが、実際にはスタートです。
そのため、公開した後にも手を加えましょう。
公開した後はCV獲得を黙って待つだけのケースも多いのですが、アクセス数や滞在時間等、様々なデータを元に改善しましょう。
LPは公開後から勝負が始まる
製作者サイドにとってはLPは公開というゴールに向かって作成に労力を割いていることでしょう。
しかし、LPの目的は公開ではなく成果獲得です。
公開してなかなか思うようなCVRが獲得できないのであれば、問題点の改善を必ず行いましょう。
売れるLPまであと一歩!何が足りない?
アクセスはそれなりにある。
滞在時間もそこそこ。
でもCVRにまで至らない。
まさに売れるLPまであと一歩の状態は何が足りていないのでしょうか。
足踏み段階から売れるLPへの一歩を踏み出すために必要なもの、つまりは現在のLPに足りていない点としては以下のものが多いです。
依頼者とのコミュニケーション
LPの依頼者とのコミュニケーションは、密であればあるほど良いでしょう。
なぜなら、依頼者とのコミュニケーションを通して、何をアピールしたいのか、どのような意図が隠されているのかを深く理解できます。
LP制作の際、対象の商品やサービスへの理解度は、LPの深みに繋がります。
薄いLPは見抜かれる
対象のサービスや商品への理解が薄いスタッフが制作したLPは、中身が薄くなりがちです。
そして、今の時代の消費者はその点も敏感。
「当たり障りのない内容」「無難にまとめているだけ」「この商品ならではなアピールポイントがない」「どこかで見たことある文面」
薄いサイトは、すぐに看過することでしょう。
一方で、依頼者とコミュニケーションを深め、制作サイドも商品やサービスへの理解を深めることで、より質の高いLPの制作が可能になります。
売れるLPではなく良いLPを作ろうとしていないか?
こちらも多々見かけるのですが、売れるLPではなく、良いLPを作ろうとする制作者は多く見かけます。
LPの制作はCVR獲得が目的なのですが、コーディング、デザインといった作業プロセスから、「良いLP」を作ろうとする傾向が強まってしまうケースもあります。
綺麗なデザインにこだわったり、制作者自身の美的センスにこだわったり。
つまり、CVRを二の次にしたLP制作を行っている場合もあります。
消費動向やトレンドも要チェック
LPだけで考えるのではなく、世の消費動向・トレンドも考慮しておきましょう。
例えば経済全体が低迷している時と好調な時とでは消費意欲が異なりますので、LPで重視すべき点も微妙に異なります。
流行やトレンドとLPで案内するサービス・商品が無関係ではあったとしても、消費意欲等に関するという点では必ずしも無関係だとは断言できません。
クロージングを意識してみよう
アクセス数や滞在時間がそれなりにあるものの、CVRにまで至らないのであればクロージングを意識してみるのもよいでしょう。
クロージングとは「今購入しなければならない理由」ともいうべき部分です。
例えば「今だけ割引」「期間限定」「先着○名様まで」といったように、多少購入意欲を煽るような手法を取ることで、消費意欲を刺激し、CVRをもたらします。
過度なクロージングは逆効果になる可能性も
クロージングは有効な手段ではありますが、過度なクロージングは消費意欲の刺激ではなく、減退を招きかねません。
「怪しい」「いつも割引しているのではないか」といった疑念を抱かれてしまうとクロージングが逆効果になってしまいますので気を付けましょう。
売れるLPのためのポイントを押さえてCVを獲得しよう
売れるLPのためには、様々なポイントがあることが分かっていただけたのではないでしょうか。
CVR獲得のためには様々な点が絡んでいますので、総合的・俯瞰的にLPを作ると共に、足りないと思った部分は公開後であっても積極的に手を加えましょう。
まーけっちは「LP制作〜マーケティング」をゼロからサポートします!
本記事では、売れるLPのポイントについて解説をしてきました。
「毎日のように問い合わせが届く!」
「売りたい商品がバシバシ売れる!」
こんなLPを制作するためには、根底となるマーケティングリサーチが必要不可欠です。
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◆代表プロフィール
株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温
マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。
中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。
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