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ユーザビリティテストの費用相場はいくら?事例を交えてポイントを解説!
2023.07.10
ユーザビリティテストを実施することで、ユーザー目線に立ってWebサイトやWebアプリの改善を実施できます。
この記事ではユーザビリティテストの費用相場やユーザビリティを進めるポイントを解説します。
ユーザビリティテストにおすすめの外部ベンダーを紹介するので、ユーザビリティテストを実施する際の参考にしてください。
ユーザビリティテストを実施してユーザー満足度を向上しましょう!
<この記事で分かること>
・ユーザビリティテストとは何か?
・ユーザビリティテストの費用相場はいくら?
・おすすめのユーザビリティテストの外注先
ユーザビリティテストの定義とメリット
ユーザビリティテストとは、主にWebサービスやWebアプリケーションにおいてユーザー視点でサービスを評価するテストのことです。
「ユーザビリティ(Usability)」とは「ユーザーにとっての使いやすさ」という意味を持ちます。
複数のユーザーを対象にUI/UXの視点からサービスを評価してもらい、回答結果をサービスの改善に役立てていきます。
- UI(ユーザー・インターフェイス)…ユーザーの目にふれる全て
- UX(ユーザー・エクスペリエンス)…ユーザーがサービスを通じて得られる体験
ユーザビリティテストではこれらのUI/UXが優れているのかどうかを調査します。
ユーザビリティテストを実施するメリットとして、以下の4点が挙げられます。
- ユーザー観点からフィードバックを受けられる
- 課題の早期発見
- ユーザー満足度の向上
- サービスのPR
ユーザー観点からフィードバックを受けられる
ユーザビリティテストを実施することでユーザー観点からフィードバックを受けられます。
客観的な評価はサービスの改善に役立てられます。
課題の早期発見
ユーザビリティテストを実施することで課題の早期発見に役立ちます。
リリースした後のサービスで問題点が発覚すると、データのバックアップなど大きな手間が発生してしまいます。
ユーザビリティテストではサービスの初期段階あるいはリリース前の段階で課題を発見できるため、迅速な課題解決を実現できるのです。
ユーザー満足度の向上
ユーザビリティテストではユーザーにとっての使いやすさを評価します。
そのため、ユーザビリティテストで高評価を得ることはそのままユーザー満足度の向上に繋がります。
ユーザー満足度の高いサービスはリピート率が高くなるなど、企業利益にも好影響をもたらしてくれる結果に繋がります。
サービスのPR
ユーザビリティテストを実施することはサービスのPRにも繋がります。
ユーザーを対象にユーザビリティテストを実施することで、テスト対象者がサービスを利用する機会を創出できるのです。
ユーザビリティテストとユーザーテストの違い
ユーザビリティテストと似たものにユーザーテストがあります。
ユーザーテストでは、ユーザーがサービスを使用した際にどのような点を感じたのか総合的なチェックをするものです。
一方、ユーザビリティテストではサービスの「使いやすさ」を重点的にチェックするテストです。
ユーザビリティテストの種類
ユーザビリティテストには「定性的テスト」および「定量的テスト」の2種類があります。
これらのテストは調査の用途によって使い分けていく必要があります。
定性的テスト
定性的テストは、ユーザーの直接的な評価を示す評価です。
定性的テストで得られるデータは数値的に表せるものとは限らず、具体的な使用感などを総合的に得られます。
開発者が意図しなかった感想などを収集できるため、具体的な改善案を知りたい時に役立てられる調査方法です。
定量的テスト
定量的テストは、ユーザーからの評価を数値で表す評価です。
例えば、「サービスを使用した時の満足度を点数で表したもの」「サービスに払っても良い料金」など、数値で集計しやすい情報を集められます。
定量的テストでは統計的な分析に役立てられますが、定性的テストのように開発者の意図しない感想は得られにくいです。
ユーザビリティテストの費用相場はいくら?
ユーザビリティテストを実施するためには、テストを実施するための人員確保が必要です。
リサーチやWebマーケティングを取り扱う専門業者に委託する場合、費用相場としては数十万円から100万円程度の料金がかかります。
料金はリサーチの規模やリサーチ内容によって異なります。
また、ユーザビリティテストを実施するためにはテストを用意して、対象となるユーザーを選定しなければなりません。
専門業者ではテストを実施するためのリソースを準備できます。
テスト結果を分析して課題解決に繋げることも期待できるでしょう。
ユーザビリティテストのポイント
ユーザビリティテストを実施するためには、いくつか決まり事を守らなければなりません。
- 目的を明確にする
- 課題を分析する
- ユーザー視点を意識する
- 仮説を検証する
目的を明確にする
ユーザビリティテストを実施するときはテストの目的を明確にする必要があります。
ユーザビリティテストはユーザーにとっての使いやすさを測るために行うものです。
目的を明確にすることで、ユーザビリティを正しく測定するための情報を得られます。
課題を分析する
ユーザビリティテストを実施するためには課題を分析することが必要です。
Webサイトの分析ではGoogle Analyticsなどの分析ツールを活用し、ユーザーの訪問数や滞在時間などを測定します。
最終的にユーザーの購買活動に繋がるまでには何を改善すればいいのかを分析しましょう。
ユーザー視点を意識する
ユーザビリティテストではユーザー視点を意識することが重要です。
開発者が良いと思っていたサービスであったとしても、ユーザーにとっては価値のないサービスであるかもしれません。
ユーザビリティテストでは、ユーザーにとって価値のあるサービスであるかどうかをチェックしましょう。
仮説を検証する
ユーザビリティテストでは仮説を検証します。
WebサイトやWebアプリを使用したユーザーがどんな道のりで購買活動に至るのか仮説を立てます。
設定した仮説が正しいのか、あるいは間違っていた場合は原因を探ることでサービスの改善に役立てるでしょう。
ABテスト
ABテストは主にWeb広告などに使われる、サービスの表示を最適化するテスト手法です。
「Aパターン」「Bパターン」のように複数のパターンを用意し、どちらのパターンが優れているのかをユーザーから評価してもらいます。
ユーザビリティテストにおすすめのWebマーケティング会社
ユーザビリティテストを実施するためには、専門のノウハウを有した外部ベンダーへの依頼がおすすめです。
これらのWebマーケティング会社あるいは調査会社では、ユーザビリティテストに関する独自のノウハウを活かした分析を依頼できます。
- 株式会社クロス・マーケティング
- 電通マクロミルインサイト
- 株式会社SHIFT
- 株式会社アスマーク
- 株式会社イード
株式会社クロス・マーケティング
株式会社クロス・マーケティングは、マーケティングリサーチに特化したWebマーケティング会社です。
デジタルマーケティングやグローバルリサーチなど、豊富な実績を活かしたリサーチを依頼できます。
ユーザビリティテストに関するノウハウも豊富であり、海外向けのユーザビリティテストを実施できることも強みです。
会社名 | 株式会社クロス・マーケティンググループ (英文名:Cross Marketing Group Inc.) |
企業URL | https://www.cm-group.co.jp/ |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F |
事業内容 | デジタルマーケティング事業 データマーケティング事業及びインサイト事業を行う子会社等の経営管理 及びそれに付帯または関連する事業 |
電通マクロミルインサイト
電通マクロミルインサイトは、大手広告代理店の電通と、大手リサーチ会社のマクロミルが合弁してできたマーケティング・リサーチ会社です。
両社の協力なリサーチに関するノウハウを組み合わせることにより、高品質なユーザビリティリサーチができます。
専門性の高いリサーチャーやアナリストが在籍しているため、専門的なコンサルティングも可能です。
会社名 | 株式会社 電通マクロミルインサイト DENTSU MACROMILL INSIGHT, INC. |
企業URL | https://www.dm-insight.jp/ |
本社所在地 | 東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル |
事業内容 | マーケティングに関わるプランニング・支援サービス マーケティングリサーチの企画・実施・分析サービス 情報収集・データ提供・分析サービス データベースの企画・設計・運営・サポートサービス その他の情報処理サービス |
株式会社SHIFT
株式会社SHIFTは東京都港区のリサーチ会社です。
ユーザーテストおよびユーザビリティテストのサービスを提供しています。
利用した際の「感情」を把握して問題点や改善点を洗い出すため、ユーザーの行動を深堀した分析が可能です。
会社名 | 株式会社SHIFT |
企業URL | https://service.shiftinc.jp/ |
本社所在地 | 東京都港区麻布台2-4-5 メソニック39MTビル |
事業内容 | ソフトウェアの品質保証、テスト事業 |
株式会社アスマーク
株式会社アスマークは、市場調査やユーザビリティテストを実施できるリサーチ会社です。
大企業から官公庁まで幅広い取引先を相手に専門性の高いユーザビリティテストを実施してきた実績があります。
会社名 | 株式会社アスマーク |
企業URL | https://www.asmarq.co.jp/ |
本社所在地 | 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F |
事業内容 | ・市場調査 ・HR Techサービス ・RPA導入・運用支援 ・労働者派遣事業 |
株式会社イード
株式会社イードは、リサーチ事業やメディア事業などを取り扱っているリサーチ会社です。
定量・定性・海外調査など幅広いリサーチ・コンサルメニューからマーケティング課題解決を支援します。
Webリサーチのみならず個人の行動に関する分析まで可能なため、ターゲットに根付いたリサーチが可能です。
会社名 | 株式会社イード(IID, Inc.) |
企業URL | https://www.iid.co.jp/ |
本社所在地 | 東京都中野区本町一丁目32番2号 |
事業内容 |
・リサーチ事業 |
ユーザビリティテストを活用しよう!
ユーザビリティテストを実施することでユーザーにとっての「使いやすさ」に関する評価を収集できます。
ユーザビリティテストによって収集したデータは主にWebサイトやWebアプリケーションのサービス改善に役立てられます。
UI/UXの観点から優れたサービスを作るためにユーザビリティテストを活用しましょう。
ユーザビリティテストの費用相場はリサーチ会社やWebマーケティング会社などの専門業者を利用する場合、数十万円から100万円程度の料金がかかります。
専門業者を活用することで、専門ノウハウを活かしたテストが可能です。
ユーザビリティテストを活用することで、ユーザー満足度が向上してリピーターが増えるなどの効果を期待できます。
ユーザビリティテストを導入してサービス向上に繋げてください。