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【最新版】アマゾンの戦略ストーリーとは?特徴から具体的なストーリーテリングまで紹介
2021.04.02
「アマゾンの戦略ストーリーについて具体的に知りたい」「そもそもストーリーテリングとは?」などと思っている方は多いかと思います。
実際にアマゾンの戦略ストーリーは、これからビジネスを始める際には参考にすることが可能です。
そこで今回は、ストーリーテリングからアマゾンの戦略ストーリーの具体的な特徴などについて具体的に紹介していきます。
これからビジネスを始めようとしている方や、すでにビジネスを始めている方も、ぜひ参考にしてみてください。
アマゾンとは
アマゾンとは、1995年に設立がされて、世界最大の流域面積を持つアマゾン川から「地球上で最も豊富な品揃え」という企業概念で運営をしています。
また、日本法人のアマゾンジャパンについては、2000年に設立がされました。
基本的なアマゾンの事業内容については、家電や書籍などの幅広い商品を世界各国にネット販売を行っています。
また、具体的なアマゾンのマネタイズモデルについては、下記が挙げられます。
- アマゾンの広告ビジネス
- アマゾンプライム
- アマゾンAWS
- アマゾンECストア
それぞれのマネタイズについて、特徴などを踏まえて具体的に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
アマゾンの広告ビジネス
アマゾンの広告ビジネスについては、年々大きく成長をしており、事業規模は大きくなっています。
アマゾン広告の仕組みについては、リスティング広告と同じでクリック型の広告で費用が発生して、商品の検索結果画面などに広告を表示することが可能です。
また、ユーザーニーズに合わせて、商品を表示することができるため、コンバージョンにつながる確率が高い特徴もあります。
このように、メディアとして非常に大きい力を持っているため、コストを抑えながらマーケティングに摂り入れることできるため、ビジネスを始める際には非常に有効活用することができます。
アマゾンプライム
アマゾンプライムとは、動画を視聴することができたり、アマゾンオンラインストアを利用することができるサブスクリプションモデルです。
さまざまな企業がサブスクリプションモデルを採用していますが、アマゾンプライムはサブスクリプションで成功した代表例として挙げられます。
サブスクリプションのビジネス形態だと支払いが継続的になるため、リピート購入の戦略を考える手間を減らせるメリットなどあり、繰り返しマネタイズするシステムを構築することが可能です。
このように、アマゾンプライムは世界中の人々から利用されているサービスで、サブスクの代表的なビジネスモデルとして注目を集めています。
アマゾンAWS
アマゾンAWSとは、Amazon Web Servicesの略称で、アマゾンが運営をしているクラウドコンピューターサービスのことを指します。
そもそもクラウドコンピューターサービスとは、インターネットを介してデータベースやストレージ、ソフトウェアなどのコンピューターを利用したさまざまなサービスを利用することをです。
つまり、コンピューターがあれば、大容量のストレージや高速データベースなどを簡単に利用することができます。
このように、AWSを利用することによって、初期コストが不要でシステムの増減設定が容易に可能で、料金は使った分だけなのでコストも最小限に抑えることが可能です。
アマゾンECストア
アマゾンECストアを利用することで、圧倒的な集客力や販売力を持っているアマゾンのブランド力を利用することができるため、集客ツールとして多くの企業が利用している傾向です。
具体的な活用方法として、アマゾン内での商品検索機能を利用することで、SEO効果も活用することができ、リスティングを最適化して、ブランドの露出を高めることが可能になります。
また、アマゾンストアを利用して、自社商品の品質や機能性などについてもアピールすることができるため、購買率を上げることにも繋げることが可能です。
ストーリーテリングとは
「そもそもストーリーテリングとはなにか知りたい」などと思っている方は少なくありません。
ストーリーテリングとは、読み手を惹きつけて共感を得ることができるために、人を動かすことができます。
具体的には、営業がプレゼンを行う際に、事実やデータをただ説明するだけではなくて、話の内容がストーリーになるように具体的な事例を交えることによって、さまざまな効果を得ることができます。
ストーリーテリングで得られる効果については、主に下記3つが挙げられます。
- 共感度がアップする
- イメージが伝わる
- 記憶に残りやすい
それぞれのストーリーテリングで得られる効果について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
共感度がアップする
共感度がアップするについては、プレゼンをしたい内容をストーリーのようにすることで、聞き手が自分と登場人物を重ねるため、共感度を高めることが可能です。
ストーリーテリングをより効果的に活用するためには、より具体的な情報を伝えることで、聞き手がよりイメージをすることでき、共感度を上げることができます。
このように、商品やサービスを売りたい場合には、よりユーザーがイメージをしやすいように、ストーリーにそって話ができるようにすることで、購買率を上げることに繋がります。
イメージが伝わる
イメージが伝わるについては、商品を売りたい場合などで特徴や機能を説明するよりも、ユーザーが利用している場面を具体的にイメージができる説明をすることで、購入率を上げることに繋がります。
例として、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブスのスピーチにもストーリーテリングが活用されており、ipodのプレゼンでは、最初に商品説明は簡単に済ませて、後は商品のイメージがしやすいように工夫されてプレゼンをしています。
ほとんどの企業は、まず商品の説明に力を注いでしまいますが、重要なのはユーザーがその商品を利用していることを鮮明にイメージすることができる説明をすることが重要です。
記憶に残りやすい
記憶に残りやすいについては、ストーリーテリングを意識してユーザーに説明を行うことで、記憶に残りやすい特徴があります。
活用することができるシーンについては、主に下記が挙げられます。
- モチベーションを上げたいとき
- 情報量が多いとき
それぞれの活用することができるシーンについて、以下にて具体的に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
モチベーションを上げたいとき
社員やチームのモチベーションを上げたいときにもストーリーテリングを活用することが可能です。
例として、モチベーションをあげようとして研修などをやっても、翌日には忘れてしまっている場合がるので、ストーリーテリングを活用することによって、研修の内容が記憶に残りやすくすることができるため、モチベーションを維持することにも繋がります。
また、チームでのエンゲージメントを向上させたい場合についても、ストーリーテリングは有効に働くことができます。
情報量が多いとき
ストーリーテリングは情報量が多い時にも重要な情報を記憶に残すことができるため、有効に働くことができます。
具体的に情報量が多いときには、事例をただひたすら並べるのではなくて、重要となる項目を具体的なエピソードで話すことが必要です。
アマゾンの戦略ストーリー
アマゾンの戦略ストーリーとは、アマゾンにしかできない経験をユーザーに提供することで、トラフィックの増加につなげることが可能になります。
具体的なアマゾンの戦略ストーリーについては、下記2つが挙げられます。
- 他社との違いをつくる
- 意思決定を助けるサービス提供
それぞれの項目について、特徴を踏まえながら紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
他社との違いをつくる
他社との違いをつくることで、より効果的に集客をすることが可能です。
具体的に他社との違いをつくるためには、下記2つが挙げられます。
- ポジショニング
- 組織能力
ポジショニングとは、ターゲットとしているユーザーに対して、印象に残すことができるサービスや商品を築くことができることを指します。
組織能力については、企業やチームなどの組織全体が持っている能力で、他社との差別化を図る上では、組織能力を高めることが必要になります。
意思決定を助けるサービス提供
アマゾンは意思決定を助けるサービス提供をコンセプトにしており、さまざまな商品からユーザーが自ら商品やサービスを選択させるように意識をしています。
意思決定を助けるサービス提供をすることによって、ユーザーが自ら商品を選んでいるため、リピート率も上げることができ、集客するコストも抑えることにも繋げることができます。
戦略ストーリーの5C
戦略ストーリーの5Cとは、何かビジネスを始める際に、要素間の因果関係や相互作用を重視された考え方です。
具体的な戦略ストーリーの5Cについては、下記の通りです。
- 競争優位
- コンセプト
- 構成要素
- クリティカル・コア
- 一貫性
それぞれのポイントについて、特徴を踏まえて紹介していきますので、これから何かビジネスを始めようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
競争優位
競争優位とは、他社が真似することができない優れた商品やサービスを提供することを指します。
例として、企業の場合には、競争優位が働くことで持続的な利益に繋がることが可能です。
また、石油や鉱石などの天然資源についても競合が少ないため、競争優位が働くことが可能です。
しかし、どんなに競争優位性がある場合でも、顧客満足度が低い商品やサービスなどは競争優位とは言えないので、あらかじめ注意が必要です。
コンセプト
コンセプトについては、本質的なユーザー価値を定義して、「どのようにして喜ぶことができるか」などの提案を行います。
コンセプトがしっかりとしていると、ブランドイメージが高まる効果があり、商品やサービスなどに統一感が出るメリットもあります。
さらに社内やチームのコンセプトがあると、積極的に意見を採用することができて、モチベーションアップにもつながる効果にも有効に働くことができます。
構成要素
構成要素とは、競合他社との違いを生み出すための要素のことを指します。
例として、何かシステムを開発をする際に、構成要素となるのはフレームワークや知識などを組み合わせて開発を行います。
さらに、開発をするための期間や開発する環境などの要因も重要な項目になるので、具体的なイメージをすることでよりクオリティーの高い商品やサービスを開発することにつながります。
クリティカル・コア
クリティカル・コアとは一見すると非常識なのに対して、コンセプトから視点で見ると一貫している要素のことを指します。
また、長期的な競争優位へとつなげることができるメリットがあります。
アマゾンを例にすると、ネットならではの身軽さを捨てて、物流や倉庫などの在庫を抱える判断をしたことで、一見すると非常識なのに対して、コンセプトには当てはまっています。
このように、アマゾンはクリティカル・コアを利用して、競争優位の持続に繋げることが可能になりました。
一貫性
一貫性については、先ほど紹介したそれぞれの要素をブレずに繋げることを指します。
一貫性を持つことのメリットについては、主に下記が挙げられます。
- 信頼度が上がる
- 評価が上がる
- 向上心がもてる
- 成長スピードが上がる
デメリットについては、一貫性を持つためにはある程度の期間が必要となるため、手間とコストが掛かってしまうため注意が必要です。
アマゾンの戦略ストーリーを参考にして活用してみよう
今回は、これからビジネスを始めようとしている方や、すでにビジネスを始めている方に向けて、ストーリーテリングからアマゾンの戦略ストーリーの具体的な特徴などについて具体的に紹介しました。
アマゾンの戦略ストーリーについては、「他社との違いをつくる」「意思決定を助けるサービス提供」の2つが挙げられます。
さらに、戦略ストーリー5Cのポイントについては、競争優位・コンセプト・構成要素・クリティカル・コア・一貫性が重要になります。
ぜひ、今回紹介したことを参考にして、ストーリーテリングを活用してみてはいかがでしょうか。
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株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温
マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。
中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。
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